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リクルートスーツの女の子
第1章 財布を失くした

財布を失くした。ひどく情けない。
警察やクレカ会社には届け出ていたが、ショックで気が抜けていたせいか、銀行のキャッシュカードは、今日届け出ることにした。
昨日と同じ駅前、ここのどこかで失くしたのだろう。
営業先に向かう途中で電車が遅れ、乗り換えのため必死に走っていた。予定に間に合う電車にはなんとか乗れたが、乗って気づいた。
財布が無い。
そんな絶望を味わいながらも、電車は無情にも俺と財布の距離を引き剥がしていった。
駅前にある銀行へ向かった。どうやらキャッシュカードを再発行するにはお金がかかるらしい。仕方なく、俺はそのお金をはらい、後日郵送で自宅へ送るように取りつけた。
「1100円かー」
財布を失くした身であるのに、さらにお金を払わなきゃ行けないというのは、どうしたもんかねー。
駅前の広場で缶コーヒーを一人ゆっくり空けていた。
警察やクレカ会社には届け出ていたが、ショックで気が抜けていたせいか、銀行のキャッシュカードは、今日届け出ることにした。
昨日と同じ駅前、ここのどこかで失くしたのだろう。
営業先に向かう途中で電車が遅れ、乗り換えのため必死に走っていた。予定に間に合う電車にはなんとか乗れたが、乗って気づいた。
財布が無い。
そんな絶望を味わいながらも、電車は無情にも俺と財布の距離を引き剥がしていった。
駅前にある銀行へ向かった。どうやらキャッシュカードを再発行するにはお金がかかるらしい。仕方なく、俺はそのお金をはらい、後日郵送で自宅へ送るように取りつけた。
「1100円かー」
財布を失くした身であるのに、さらにお金を払わなきゃ行けないというのは、どうしたもんかねー。
駅前の広場で缶コーヒーを一人ゆっくり空けていた。

