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リクルートスーツの女の子
第2章 リクルートスーツの女子

人混みの中で、リクルートスーツにキャリーケースを転がす女の子が見えた。立ち止まって、スマホを眺めている。
なぜか彼女のことが気になった。これはなんというかあれだ。財布を失くしたんだし、今日くらいは神様が自分の味方をしている。そうに違いない。そうじゃないとあまりにも俺が報われないじゃないか。
普段は声をかけない。掛け方もわからない。でも、声をかけよう。ヤケクソだ。
「あのどうされました?」
「・・・」
「道に迷ったとか?」
「・・・」
失敗したかー。こんな時にも神様は味方してくれない。なんて悲しい世の中だ。
なんて思ってると、
「はい・・・ここの行き方がわからなくて」
彼女はスマホ画面を俺に突き出した。
「あ、ここか。これなら駅の反対側だね。」
「あ、ありがとうございます。」
「よかったら案内するよ。」
「いいんですか?」
「いいよ。どうせ今日は暇だったし」
ということで、彼女が今日泊まるホテルへと案内することに。
道中、彼女と色んな話をした。どうやら彼女は富山からはるばる来てるらしい。昨日、今日、明日と3日連続で面接があるらしく、今日の面接は先ほど終わったようだ。
「これから暇なの?」
「そうですね。別にやることはないですね笑」
「じゃあ軽くご飯でも食べようよ」
「いいですよ!じゃあチェックインして荷物預けてきますね。」
そうして、ホテルのロビーで待つこと10分彼女は現れた。
ワンピースを着ている彼女は、スーツの時とは印象が違い、やっぱり21歳そこらの少女だった。
綺麗な顔立ちなのに、どこか幼げを含んだ顔つきはワンピースによって都会の子にはない純朴さを物語っていた。
「どこ行きます?」
「あ・・・」
少し見とれてしまっていた。
なぜか彼女のことが気になった。これはなんというかあれだ。財布を失くしたんだし、今日くらいは神様が自分の味方をしている。そうに違いない。そうじゃないとあまりにも俺が報われないじゃないか。
普段は声をかけない。掛け方もわからない。でも、声をかけよう。ヤケクソだ。
「あのどうされました?」
「・・・」
「道に迷ったとか?」
「・・・」
失敗したかー。こんな時にも神様は味方してくれない。なんて悲しい世の中だ。
なんて思ってると、
「はい・・・ここの行き方がわからなくて」
彼女はスマホ画面を俺に突き出した。
「あ、ここか。これなら駅の反対側だね。」
「あ、ありがとうございます。」
「よかったら案内するよ。」
「いいんですか?」
「いいよ。どうせ今日は暇だったし」
ということで、彼女が今日泊まるホテルへと案内することに。
道中、彼女と色んな話をした。どうやら彼女は富山からはるばる来てるらしい。昨日、今日、明日と3日連続で面接があるらしく、今日の面接は先ほど終わったようだ。
「これから暇なの?」
「そうですね。別にやることはないですね笑」
「じゃあ軽くご飯でも食べようよ」
「いいですよ!じゃあチェックインして荷物預けてきますね。」
そうして、ホテルのロビーで待つこと10分彼女は現れた。
ワンピースを着ている彼女は、スーツの時とは印象が違い、やっぱり21歳そこらの少女だった。
綺麗な顔立ちなのに、どこか幼げを含んだ顔つきはワンピースによって都会の子にはない純朴さを物語っていた。
「どこ行きます?」
「あ・・・」
少し見とれてしまっていた。

