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瞼を閉じて想うひと
第1章 ただ、快楽を与えてくれればそれでいい
彼の指が私の膣口を開いているのを感じる。


「すっげぇ、中まで丸見え。ぐちょぐちょに濡れてていやらしい。」
右手の指は私の膣口を広げ、左手の指では私の陰核を露わにしようと包皮を剥こうとしている。


「さすがに恥ずかしいってば。もう良いでしょう。」
こんなことを言っても彼の加虐心を煽るだけだと分かってはいるが陽光の下、というのはどうも余計に羞恥心が増してしまう。


「恥ずかしいならタオルでも被ってなよ。」
彼は床に落ちたままになっていた湿り気の残るバスタオルを私の顔に被せた。


(まぁどっちみち顔が見えても見えなくても同じことか・・)

私は抵抗することなくそれを受け入れ、
タオル越しに聞こえる彼が吐く熱い吐息にほんのわずかに期待が増す。


今日はどんなことをされるのだろう。
早く奥で彼の陰茎を感じたいけれど、
私を虐める指遣いも舌遣いも快楽に夢中になれて好きだ。


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