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俺の肉奴隷は11歳
第4章 7月10日 チャレンジ失敗
「ゆーくん!早く早く!」
まりちゃんの格闘少女は、森の中を軽快に走り抜けていく。
「ちょっと…速すぎるよ…」
僕の狩人は、追いかけるのが精一杯だ。
いつもの公園。
今日はまりちゃんが、行きたい所があるから僕に手伝ってほしい、と言ってきた。
どこかと思ったら、『レベルアップチャレンジ』だった。
モンスターを倒しながら制限時間内に、『エルネの洞窟』にたどり着く。すると大幅にレベルアップできるアイテムが手に入る。
ただし、時間切れになると逆にレベルダウンしてしまう。モンスターに倒されたら、さらに大幅ダウンだ。
リスクが高くて、挑戦するプレイヤーは少ない。僕もやったことがない。
だけど、まりちゃんはやってみたいと言い張って、僕の忠告も聞いてくれなかった。
チャレンジャーはまりちゃん。僕はサポーターとして参加していた。
現れるモンスターを蹴散らしながら、緑の森を抜けた。
ゴールは近い。残り時間も余裕がある。これならいけそうだ。
するといきなり、不吉な雰囲気の灰色の湿地に出た。まりちゃんは、ためらう事なく、飛び込んだ。
「あれ?」
まりちゃんは眉をひそめた。
「全然進めない…」
たしかに、湿原に脚が半分ほど埋まってしまい、動きが鈍くなった。
「まりちゃん、ヤバイよ!戻って!」
僕は湿原の手前で立ち止まり、呼びかけた。
「だめだよ…もっと急がないと…」
まりちゃんは、もがきなからも進み続ける。
地中から生えるように、モンスターが何体も現れた。まりちゃんを取り囲む。
「このぉ!」
まりちゃんは近寄る敵を殴り付けるが、スライムのような弾力で攻撃を吸収して、ダメージが少ない。
モンスターは毒霧を吐いてくる。
「何なの、こいつ…」
毒に侵され、少女のHPが減っていく。脚を取られ、必殺技の蹴りも使えない。
「ゆーくん!助けて!」
僕は迷っていた。
サポーターは、チャレンジャーに与えるためのアイテムを持っている。HP回復薬や、攻撃力増加用パワードリンクなど。
しかしそれを渡すためには、まりちゃんのそばに行くしかない。
湿原に入ったら、僕は確実にやられる。そうなったらもう助けられない。
まりちゃんの格闘少女は、森の中を軽快に走り抜けていく。
「ちょっと…速すぎるよ…」
僕の狩人は、追いかけるのが精一杯だ。
いつもの公園。
今日はまりちゃんが、行きたい所があるから僕に手伝ってほしい、と言ってきた。
どこかと思ったら、『レベルアップチャレンジ』だった。
モンスターを倒しながら制限時間内に、『エルネの洞窟』にたどり着く。すると大幅にレベルアップできるアイテムが手に入る。
ただし、時間切れになると逆にレベルダウンしてしまう。モンスターに倒されたら、さらに大幅ダウンだ。
リスクが高くて、挑戦するプレイヤーは少ない。僕もやったことがない。
だけど、まりちゃんはやってみたいと言い張って、僕の忠告も聞いてくれなかった。
チャレンジャーはまりちゃん。僕はサポーターとして参加していた。
現れるモンスターを蹴散らしながら、緑の森を抜けた。
ゴールは近い。残り時間も余裕がある。これならいけそうだ。
するといきなり、不吉な雰囲気の灰色の湿地に出た。まりちゃんは、ためらう事なく、飛び込んだ。
「あれ?」
まりちゃんは眉をひそめた。
「全然進めない…」
たしかに、湿原に脚が半分ほど埋まってしまい、動きが鈍くなった。
「まりちゃん、ヤバイよ!戻って!」
僕は湿原の手前で立ち止まり、呼びかけた。
「だめだよ…もっと急がないと…」
まりちゃんは、もがきなからも進み続ける。
地中から生えるように、モンスターが何体も現れた。まりちゃんを取り囲む。
「このぉ!」
まりちゃんは近寄る敵を殴り付けるが、スライムのような弾力で攻撃を吸収して、ダメージが少ない。
モンスターは毒霧を吐いてくる。
「何なの、こいつ…」
毒に侵され、少女のHPが減っていく。脚を取られ、必殺技の蹴りも使えない。
「ゆーくん!助けて!」
僕は迷っていた。
サポーターは、チャレンジャーに与えるためのアイテムを持っている。HP回復薬や、攻撃力増加用パワードリンクなど。
しかしそれを渡すためには、まりちゃんのそばに行くしかない。
湿原に入ったら、僕は確実にやられる。そうなったらもう助けられない。