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俺の肉奴隷は11歳
第47章 8月23日 崩壊
ふたり一緒のほうがいいと思うけど、とりあえず、まりちゃんだけにでも話そう。
圭が迎えに来る前に話して、阻止したい。
「まりちゃん、まだ時間ある?ちょっと話があるんだ」
「いいけど…なに?」
「あの公園に行こう」
公園に着いた。いつもゲームしていたベンチに座った。あの頃が、なんだか遠い昔の事のようだ。
まりちゃんは、素っ気ない感じで
「話しってなに?」
僕は決心した。
「まりちゃん、僕は謝らなくちゃいけない。ウソついてたから」
「うそ?」
「うん、実は…」
まりちゃんは、僕をじっと見ていた。
言うんだ。言わなくちゃ。早く!言わないと…
目の前を、一匹の犬が走り抜けていった。
「ハナちゃん、待ってよ!」
犬のリードに引っ張られるように、小さな男の子が後をついて行った。
まりちゃんは、走り去る男の子を目で追いながら
「ブタさんのこと?」
頭が真っ白になった。
「え…」
「知ってるよ。ゆーくんだよね」
「あ、あいつが…圭がしゃべったの?」
「圭さまは何も言わないよ。そんなの最初に見たときから、わかったもん」
まりちゃんは僕の顔を見ない。まるで誰か別の人と会話してるみたいだ。
「もう行かなくちゃ。圭さまがお迎えに来るから」
ベンチから立つと、スカートのお尻をポンポンと払った。いつか見た光景だ…
「わたしね、ずっと待ってたんだよ。でももう遅いの」
行くなと言いたかった。あんな奴とセックスするのは、もうやめてくれ。僕がまりちゃんを幸せにするから。
でも言えなかった。
花音ちゃんにも、まりちゃんにも、突き放された。
ひとり残された僕は、周りの全てが崩れていくのを感じていた。
圭が迎えに来る前に話して、阻止したい。
「まりちゃん、まだ時間ある?ちょっと話があるんだ」
「いいけど…なに?」
「あの公園に行こう」
公園に着いた。いつもゲームしていたベンチに座った。あの頃が、なんだか遠い昔の事のようだ。
まりちゃんは、素っ気ない感じで
「話しってなに?」
僕は決心した。
「まりちゃん、僕は謝らなくちゃいけない。ウソついてたから」
「うそ?」
「うん、実は…」
まりちゃんは、僕をじっと見ていた。
言うんだ。言わなくちゃ。早く!言わないと…
目の前を、一匹の犬が走り抜けていった。
「ハナちゃん、待ってよ!」
犬のリードに引っ張られるように、小さな男の子が後をついて行った。
まりちゃんは、走り去る男の子を目で追いながら
「ブタさんのこと?」
頭が真っ白になった。
「え…」
「知ってるよ。ゆーくんだよね」
「あ、あいつが…圭がしゃべったの?」
「圭さまは何も言わないよ。そんなの最初に見たときから、わかったもん」
まりちゃんは僕の顔を見ない。まるで誰か別の人と会話してるみたいだ。
「もう行かなくちゃ。圭さまがお迎えに来るから」
ベンチから立つと、スカートのお尻をポンポンと払った。いつか見た光景だ…
「わたしね、ずっと待ってたんだよ。でももう遅いの」
行くなと言いたかった。あんな奴とセックスするのは、もうやめてくれ。僕がまりちゃんを幸せにするから。
でも言えなかった。
花音ちゃんにも、まりちゃんにも、突き放された。
ひとり残された僕は、周りの全てが崩れていくのを感じていた。