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非モテ革命軍
第2章 夜襲部隊
黒崎の重みすらも心地よく感じながら、佳代は天井をぼんやりと見つめた。
「……最高だったわ」
そう呟くと、黒崎はまだ彼女の中に埋めたまま、片手で汗に濡れた前髪をかき上げてやった。
「新刊、期待しているよ」
低い声で囁かれ、佳代は満ち足りた笑みを浮かべた。
この男の期待を、さらに超えてみせる。そのための体も才能も、自分にはあるのだから。
やがて、佳代は黒崎の腕の中からするりと抜け出すと、汗で湿ったシーツを乱しながらベッドの端に腰掛けた。
まだ火照りの残る肢体に、ほの暗いランプの光が陰影を落とす。
彼女はサイドテーブルに置いてあったタブレットを手に取ると、細長い指で画面をなぞり、慣れた手つきでSNSを開いた。
「……ふふ」
画面をスクロールするうちに、佳代の唇が意地の悪い弧を描く。
今日の昼間に投稿した、「非モテ男性」を自己責任だとバッサリ断じるコラム記事のリンクには、数千件ものリプライがついていた。
賛同の声はもちろんだが、彼女の目を引いたのは、悲鳴にも似たアンチの反応だった。
「『俺たちが何をしたっていうんだ』『お前のせいで死人が出るぞ』……ねえ、黒崎さん、これ見て。笑っちゃうわ」
佳代は裸のまま振り返り、まだベッドに横たわったままの黒崎へタブレットの画面を向けた。
彼女の豊かな胸が動きに合わせて揺れるが、もはや互いに気にする様子もない。
「『お前の言葉は暴力だ』だって。まあ、暴力でしか女に触れられない人間が言うと、滑稽を通り越して哀れよね。ほんと、どこまで醜いのかしら」
彼女はそう言うと、片方の脚をもう片方の太腿の上に組み替え、冷ややかな笑みを深くした。
汗に濡れた黒髪を指先で耳にかけながら、まるで害虫でも見るような目つきで画面を眺めている。
「まともに努力もせず、ただ『自分は可哀想な被害者だ』って叫んでるだけ。そんな男たちに限って、女のことを性欲処理の対象としか見てないのよ。反論の内容がもう、全部透けて見える」
「佳代さん、その手の連中はどこまでいっても理解しないよ。君がいくら正論を言ったところで、自分を省みる知性すらないんだから」
黒崎は上半身を起こすと、ベッドヘッドにもたれかかりながら、いかにも余裕のある口調で応じた。
「……最高だったわ」
そう呟くと、黒崎はまだ彼女の中に埋めたまま、片手で汗に濡れた前髪をかき上げてやった。
「新刊、期待しているよ」
低い声で囁かれ、佳代は満ち足りた笑みを浮かべた。
この男の期待を、さらに超えてみせる。そのための体も才能も、自分にはあるのだから。
やがて、佳代は黒崎の腕の中からするりと抜け出すと、汗で湿ったシーツを乱しながらベッドの端に腰掛けた。
まだ火照りの残る肢体に、ほの暗いランプの光が陰影を落とす。
彼女はサイドテーブルに置いてあったタブレットを手に取ると、細長い指で画面をなぞり、慣れた手つきでSNSを開いた。
「……ふふ」
画面をスクロールするうちに、佳代の唇が意地の悪い弧を描く。
今日の昼間に投稿した、「非モテ男性」を自己責任だとバッサリ断じるコラム記事のリンクには、数千件ものリプライがついていた。
賛同の声はもちろんだが、彼女の目を引いたのは、悲鳴にも似たアンチの反応だった。
「『俺たちが何をしたっていうんだ』『お前のせいで死人が出るぞ』……ねえ、黒崎さん、これ見て。笑っちゃうわ」
佳代は裸のまま振り返り、まだベッドに横たわったままの黒崎へタブレットの画面を向けた。
彼女の豊かな胸が動きに合わせて揺れるが、もはや互いに気にする様子もない。
「『お前の言葉は暴力だ』だって。まあ、暴力でしか女に触れられない人間が言うと、滑稽を通り越して哀れよね。ほんと、どこまで醜いのかしら」
彼女はそう言うと、片方の脚をもう片方の太腿の上に組み替え、冷ややかな笑みを深くした。
汗に濡れた黒髪を指先で耳にかけながら、まるで害虫でも見るような目つきで画面を眺めている。
「まともに努力もせず、ただ『自分は可哀想な被害者だ』って叫んでるだけ。そんな男たちに限って、女のことを性欲処理の対象としか見てないのよ。反論の内容がもう、全部透けて見える」
「佳代さん、その手の連中はどこまでいっても理解しないよ。君がいくら正論を言ったところで、自分を省みる知性すらないんだから」
黒崎は上半身を起こすと、ベッドヘッドにもたれかかりながら、いかにも余裕のある口調で応じた。

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