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非モテ革命軍
第2章 夜襲部隊
彼の胸板には、先ほどの情事で佳代がつけた爪痕がくっきりと残っている。
「結局、社会の底辺でうじうじしている奴らってのは、性欲のやり場も稼ぐ力も、女に選ばれる魅力も、何もかもが欠けてる。そのくせプライドだけは一人前で、自分の非は絶対に認めない。救いようがないよ」
黒崎の言葉には、勝ち続けてきた男特有の、揺るぎない傲慢さがあった。
「でも、彼らがいるおかげで私のコラムのネタには事欠かないわ。定期的に反応してくれるし、アクセスも稼いでくれる。いわば、私の言葉に噛みついてくるおバカなスポンサーね」
佳代はそう言うと、画面を閉じてタブレットをサイドテーブルへ置いた。彼女の顔には、もはやアンチなど眼中にないといった様子がありありと浮かんでいる。
「しかし、君の言葉が『暴力』だなんて笑止千万だな。彼らが日頃、匿名の陰で吐いてる誹謗中傷のほうが、よほど醜い暴力だろうに」
「あら、彼らにそんな自覚はないのよ。だって自分たちは常に“被害者”で、“正義”の側にいると思い込んでるんですもの。都合のいい脳みそしてるわ」
佳代は肩をすくめると、くすくすと笑った。
その笑い声は、ホテルの一室に冷たく響く。
「まあ、勝ち組の我々には関係ない話だがね。結局、市場価値のある人間が正義で、そうでない人間は淘汰される。この世界は昔からそうできてる。彼らがそれを認めたくないだけさ」
黒崎はどこか退屈そうに言い放つと、サイドテーブルからミネラルウォーターのボトルを手に取り、口をつけた。
「黒崎さんて、ほんと容赦ないわね。でも、そういうところ、嫌いじゃないわ」
佳代は艶然と微笑むと、そのままベッドの上で身をくねらせるようにして黒崎の方を向いた。
ゆっくりと身を乗り出して黒崎の首に両腕を回す。
まだ火照りの残る肌と肌が触れ合い、互いの体温が再び混ざり合う。
彼女は上目遣いに黒崎を見つめると、その唇に自分のそれを重ねた。
触れるだけの口づけから、すぐに深く貪るようなものへと変わる。
佳代は薄く開いた唇の隙間から舌を差し入れ、黒崎の舌をねっとりと絡め取った。
互いの口内を探り合うたびに、湿った吐息が漏れ、唾液が混ざり合う。
黒崎の手が佳代の背中を這い、腰のくびれを掴むと、彼女の肢体がびくりと震えた。
「結局、社会の底辺でうじうじしている奴らってのは、性欲のやり場も稼ぐ力も、女に選ばれる魅力も、何もかもが欠けてる。そのくせプライドだけは一人前で、自分の非は絶対に認めない。救いようがないよ」
黒崎の言葉には、勝ち続けてきた男特有の、揺るぎない傲慢さがあった。
「でも、彼らがいるおかげで私のコラムのネタには事欠かないわ。定期的に反応してくれるし、アクセスも稼いでくれる。いわば、私の言葉に噛みついてくるおバカなスポンサーね」
佳代はそう言うと、画面を閉じてタブレットをサイドテーブルへ置いた。彼女の顔には、もはやアンチなど眼中にないといった様子がありありと浮かんでいる。
「しかし、君の言葉が『暴力』だなんて笑止千万だな。彼らが日頃、匿名の陰で吐いてる誹謗中傷のほうが、よほど醜い暴力だろうに」
「あら、彼らにそんな自覚はないのよ。だって自分たちは常に“被害者”で、“正義”の側にいると思い込んでるんですもの。都合のいい脳みそしてるわ」
佳代は肩をすくめると、くすくすと笑った。
その笑い声は、ホテルの一室に冷たく響く。
「まあ、勝ち組の我々には関係ない話だがね。結局、市場価値のある人間が正義で、そうでない人間は淘汰される。この世界は昔からそうできてる。彼らがそれを認めたくないだけさ」
黒崎はどこか退屈そうに言い放つと、サイドテーブルからミネラルウォーターのボトルを手に取り、口をつけた。
「黒崎さんて、ほんと容赦ないわね。でも、そういうところ、嫌いじゃないわ」
佳代は艶然と微笑むと、そのままベッドの上で身をくねらせるようにして黒崎の方を向いた。
ゆっくりと身を乗り出して黒崎の首に両腕を回す。
まだ火照りの残る肌と肌が触れ合い、互いの体温が再び混ざり合う。
彼女は上目遣いに黒崎を見つめると、その唇に自分のそれを重ねた。
触れるだけの口づけから、すぐに深く貪るようなものへと変わる。
佳代は薄く開いた唇の隙間から舌を差し入れ、黒崎の舌をねっとりと絡め取った。
互いの口内を探り合うたびに、湿った吐息が漏れ、唾液が混ざり合う。
黒崎の手が佳代の背中を這い、腰のくびれを掴むと、彼女の肢体がびくりと震えた。

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