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人生双六~振り出しに戻る~
第3章 小4秋
 菖子の背中を両手でドンと押す。
 重心を崩され前のめりになり多々良を踏んだ菖子は床に四つん這いになる。
 「興が削がれたの。好実、浄めてくれ。」
 「はい。ご主人様。」
 好実は儂の横に跪くと菖子に見せつける様にチンポに舌を這わす。
 しかも呆れた事にスマホのレンズは菖子に向いたままだ。
 液晶画面にはチンポを横取りされて悔しそうに睨み付けてている淫乱教師の姿が映っとる。
 「なんじゃ?その目は!まだ判っとらんようじゃの。貴様のオマンコは儂の物じゃが儂のチンポは儂の物じゃ。儂の物を儂が誰に与えようと儂の勝手じゃ!」
 「も、申し訳ございません。」
 土下座し額を床に擦り付ける菖子を捨て置き、好実の手を借りて服装を整えプレハブを後にした。

 月曜日。
 教室に入ってきた菖子を見て教室がざわめく。
 膝丈よりやや短い紺色のフレアスカートに白のブラウス。その上に薄いピンクのカーディガンを羽織っている。
 ここまではありふれた洋装だが問題はブラウスから透けて見えてる真っ赤なブラジャーだ。
 カーディガンである程度隠れていてもかなり目立つ。
 ザワザワ、ザワザワ。
 最前列の男子からざわめきが後列へ伝播する。
 性的好奇心が芽生え出した10歳児にはなかなか刺激の強い光景だろう。
 「はい!静に!朝の会を始めます!日直さん!」
 普段より厳しい声にざわめきはサーっと潮が引くように静まる。
 授業が始まっても菖子は男子からは好奇の、女子からは侮蔑の視線を浴びせられる。
 それでもカーディガンの前を閉めようとはせん。
 否、せんのではなく出来んのじゃ。
 今日の服装はメールで儂が命令した。
 無論前を隠すのも厳禁しておいた。
 命令に素直に従ったのは撮られた動画の力もあったろうが最後の一文が効いた思う。
 言う通り出来たら放課後あそこで待っている。
 案の定菖子は指示通りの格好で来おった。
 
 さて、一時間目は国語じゃったが抜き打ちテストじゃつた。
 ブーブー不平を漏らすクラスメートの背中を見ながらペンを走らせる。
 儂の席は廊下側の一番後ろに有る。
 正確に言えば他の席から隔離されるように掃除ロッカーの前に追いやられておる。
 前記した村八分の一環じゃ。
 
 

 
 
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