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人生双六~振り出しに戻る~
第4章 小6冬
 二年の月日が流れた。
 早いもので小学校生活も後3ヶ月となった。
 この二年で儂の身体は大きく成長した。
 上背は160㎝を越え教職員を除けば校内で一番高くなっておった。
 日課の筋トレの成果もあって今では知力、体力、腕力全てで儂に敵うものはおらん。
 菖子を実質支配下においたことで苛めが治まると同時に逆襲を恐れたクラスメート達は下手に出るようになった。
 猿山のボスを気取ってふんぞり返る程子供ではないので放っておいたら逆の意味で孤立してしもうた。
 まあ、実質100近い年齢差があるのじゃ。
 子供というのは異質な存在には敏感なものじゃからの。
 仕方がない。
 差程気にしてはおらんがストレスが全くないわけでもない。
 ストレス解消には軽い運動が有効なのじゃがこの数ヶ月放課後の運動が出来なくなってしもうた。
 好実と菖子。
 二人して子供を孕んでしもうた。
 去年の夏に精通があったにも関わらず生でやり続けたのが悪かった。
 菖子は去年の冬に、好実は今年の冬に妊娠が発覚した。
 独身の好実はまだ良い方で問題は既婚者の菖子じゃ。
 なにせ亭主が単身赴任中での妊娠じゃ。
 浮気を誤魔化す事も出来ずに三行半。
 事は校長の耳にも入り表向きは体調不良を理由に辞表。
 律儀にも父親の名前は一言も漏らさずに地方に引っ越していってしまった。
 一方の好実は安定期に入ったそうじゃが大事を取って口淫、手淫だけになってしもうた。
 無論気持ち良いのは間違いないのじゃが一度オマンコの味を知ってしまうと何とも物足りない。
 そろそろ新しいオマンコが欲しいのう。
 今度は終始一貫徹底して避妊する事にしよう。

 成人式の連休明けの火曜日。
 いつもなら図書室に居る筈の儂は体育館の裏に立っておる。
 手には小さな封筒。
 今朝机の中に入っていたこれに呼び出されたのじゃ。
 『烏丸雅也君へ。大切なお話があります。今日の放課後体育館の裏に来てください。K.K』
 これが手紙の全文じゃ。
 果たし状。
 脅迫状。
 恋文。
 この辺じゃろうかな?
 まあ、ピンクの封筒から察して恋文の可能性が高いが孤高の儂に懸想するような物好きがおるとも思えんし。
 あ!
 成る程。
 偽の恋文に釣られてノコノコ現れる間抜け面を見て笑おうという算段じゃな。
 
 

 
 
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