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人生双六~振り出しに戻る~
第3章 小4秋
 意識を飛ばし力なく大股開きになっている無防備な股間から大量の小便が吹き出ている。
 やれやれ。 
 スカートを脱がせておいてよかった。
 さもなければ今頃汚水まみれになっていたろう。

 暫くし意識を取り戻した菖子に身支度をさせ保健室に向かう。
 保険医には授業中気分が悪くなった菖子を連れて来たが途中で吐き気をもよおしたのでトイレで吐かせていたとアリバイ偽証しておく。
 まあ、トイレに行ったのは本当だし吐き出したのがゲロか消しゴムと小便かの違いだけじゃ。
 辻褄は合うじゃろう。
 菖子をベッドに寝かせ後を保険医に任せて教室に戻る道すがら拳をみて嘆息する。
 げに女体とは不思議な物じゃ。
 こんな物を包み込む容量があるとはの。
 まあ考えてみれば膣は産道。
 赤ん坊が出てくるのように出来ておるのじゃ。
 当然と言えば当然なのかもしれん。
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