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おさななじみ
第18章 春季と真冬
翌日、一緒に飲んだ仲間が興味津々で寄ってきた。
フラれた、と言うとまた飲み会に誘われたが禁酒するのだと断った。

私から少し離れたところで円陣を組み、いつまで私が酒断ちできるか賭けを始める。
なんて素晴らしい友情!

そんな彼女らとも、もうすぐお別れだと思うと寂しくなる。


*****

卒業式の後、大学前は彼女待ちの男でいっぱいだ。

私を含む男っ気無しのグループは、邪魔にならないよう歩かねばならない。
自然と愚痴がこぼれる。

「何よ、昼間っから盛っちゃってさ」
「みせつけんじゃないわよ」

そして、一斉にタメ息をついた。




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