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おさななじみ
第5章 クラスメイト
「どーしたんだ、アキラ!」
「お前やっぱり波多野に手取り足取りゴニョゴニョ教えてもらったんじゃねぇの?」
ゴニョゴニョはともかく神田の推測は大正解だ。
あてられた時は慌てたが、
黒板に書かれていたのは昨日カオリにみっちり叩き込まれ
今朝復習してきたばかりの問題だったのだ。
「神田、お前やけにカオリに拘るな?もしかして気があるのか?」
本当のことを言う気はないので、話を逸らした。
「いや、別に」
神田はさらっと流す。
ま、そりゃそうだろう。