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第1章 初体験
人生は、何かの拍子に一気に変わるもので。
まだ高校生の私には、思いもしない事だった。
母一人娘一人。
叔父が経営しているアパートに身を寄せ、慎ましい暮らしが、私にとっては何よりも幸せな事だった。
でも、それは母の犠牲の上に成り立っている事を、知っている。
中学生の時。
学校から帰ると、仕事に行っているはずの母の声が、家からした。
正しくは、喘ぎ声が聞こえていたのだ。
何をしているの?
母の寝室を覗いてみると、知らない男性と、セックスしているのが見えた。
そして行為が終わった母は、男性からお金を受け取っていた。
いわゆる売春。
金額は正直見えなかったけれど、もう齢50近くになっている母が、身体を売るのはきついだろうと、察した。
まだ高校生の私には、思いもしない事だった。
母一人娘一人。
叔父が経営しているアパートに身を寄せ、慎ましい暮らしが、私にとっては何よりも幸せな事だった。
でも、それは母の犠牲の上に成り立っている事を、知っている。
中学生の時。
学校から帰ると、仕事に行っているはずの母の声が、家からした。
正しくは、喘ぎ声が聞こえていたのだ。
何をしているの?
母の寝室を覗いてみると、知らない男性と、セックスしているのが見えた。
そして行為が終わった母は、男性からお金を受け取っていた。
いわゆる売春。
金額は正直見えなかったけれど、もう齢50近くになっている母が、身体を売るのはきついだろうと、察した。