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自分の為のBL
第4章 喫茶黒猫
店長はそのまま、俺の熱を冷ますかの様にフゥッと息を吹き掛ける。
「ハァ…店長……」

「…そのまま良い子にしてろよ?」

言うと、まるで本当に猫を抱えるみたいに…思いの外力強い腕で俺の腰を掴むと、さっきまで猫耳や尻尾が置かれていたテーブルへ俺を座らせた。

「っ……!」

冷たいテーブルが素肌に触れて泡立つ。

「冷たかったか?縮んだな」

笑いながら言われて、鳥肌の立った俺の太股を指先で撫でられる。

「店長、色気…ムンムンの顔して、言うこと、下品…ですねっ」

くすぐったいような刺激に声が詰まる。


「お前の強がる姿は虐めたくなる…猫みたいに鳴いてみせろ」
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