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自分の為のBL
第5章 降り口は、進行方向左側。
押しの強い女の子は苦手だ。
時間も時間になって、宴もたけなわ。
くっついた奴等もそうじゃないのもそれぞれの帰路に着いた。
上がったテンションとちょっとのアルコールで火照った顔を冷やしながら、駅までの道を急ぐ。
ヤバい……終電間に合うかな…………
田舎は移動手段が少ない。
バスは既に終わってるし、電車もこれを逃したら次は朝だ。
タクシーじゃ懐が痛い。
24時間のファミレスで一晩潰すにも駅の直ぐ近くにファミレスは無い。
マズイ。
急げ急げ!!