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自分の為のBL
第1章 雨
まだ整わない息のまま、相手の顔を伺う。
と、 初めてのキスと同じ。優しいキスが降ってき た。
チュッチュッと繰り返される、唇だけのキス。 それに応えて、何度も唇を合わせる。
「空、愛してる。」
自然と口から溢れた。
空は元から大きな眼を更に大きくしていて、何 だかもう、可愛い過ぎる。
「今、僕が言おうとしてたのに…」
少し剥れた様な顔で、でも、嬉しそうにギュッ と抱き付かれた。
「晴人……愛してるよ。 僕達の新しい関係、こ れから宜しくね?」