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愛妻を抱かせる
第3章 はじめての快感
私には聞こえないが、男と妻は時折何かを話しては

妻の笑い声が聞こえた。

男は妻のお尻を撫で始めた。たぷたぷと白く滑らかで柔らかい

妻のお尻を楽しむように、味わうように手のひらで包み込み

もみしだいた。

男のいやらしい手つきに目を奪われていた時、

ピチャピチャという、粘膜と唾液の絡み合う音が聞こえた。

唾液をたっぷりと絡めてお互いの唇と舌を求め合って鳴り響く

あの淫靡な音が聞こえて来る。

そんなことまでしてしまったのか。

あれほど嫌がっていたのに…

性感マッサージで挿入は無いのは分かっていたが、

こちらの粘膜の交わりも私の心を大いに揺さぶった。

暗がりの中で妻の舌が男の方の中に入っていくのが見え、

男の舌が妻の唇を這った跡がヌラヌラとした湿り気が

艶かしくほのかな灯りで煌めいていた。

妻はこんなキスができるのか。

こんなキスがしたかったのか。

私は何もしてやっていない。

なんて不器用で情けない男なんだろう。

これほどまで妻が女という性を燃やし、

活き活きとしている姿を見ることができて、

改めて妻の美しさ、素晴らしさを思い知った。

女としての喜びを謳歌する妻をもっと見たいと思う。

同時にもっと素晴らしい体験をさせてあげたいとも思った。








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