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溺愛契約
第6章 伸樹君の家族
底抜けに?私はそこをもっと、聞きたくなった。
「お母さんの落ち込む姿とか、見た事ないの?」
「ない。って言うか、裏ではあっただろうけど、俺には見せた事なかった。」
あんなに喜んでいた伸樹君の表情が、少しだけ曇る。
「俺の親父、浮気して出て行ったんだ。」
「えっ⁉」
「それから、お袋が一人で俺を育ててくれた。」
「仕事は何してるの?」
「ははは。水商売。今でも、現役なんだ。」
伸樹君の年齢からすると、もう50歳は超えているよね。
それで、今でも現役だなんて。凄い。
「苦労したんだね。」
「まあ、苦労したのはお袋だと思う。俺、歳とってからの子供でさ。やっと掴んだ幸せだって、お袋に言われていた。」
「お母さんの落ち込む姿とか、見た事ないの?」
「ない。って言うか、裏ではあっただろうけど、俺には見せた事なかった。」
あんなに喜んでいた伸樹君の表情が、少しだけ曇る。
「俺の親父、浮気して出て行ったんだ。」
「えっ⁉」
「それから、お袋が一人で俺を育ててくれた。」
「仕事は何してるの?」
「ははは。水商売。今でも、現役なんだ。」
伸樹君の年齢からすると、もう50歳は超えているよね。
それで、今でも現役だなんて。凄い。
「苦労したんだね。」
「まあ、苦労したのはお袋だと思う。俺、歳とってからの子供でさ。やっと掴んだ幸せだって、お袋に言われていた。」