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溺愛契約
第6章 伸樹君の家族
「これから一緒に生きていきたい人と出会えたんだ。お袋だけじゃなくて、その人も大切にするのは、当たり前の事だろう。」
伸樹君。男らしい。胸がじーんときた。
「すっかり年上のお姉さんに、骨抜きにされてるんだ。」
お母さんは、ニヤニヤしながら煙草を吸う。
「まあ、いいよ。決めるのはあんた達だからね。」
その時、お母さんは私をちらっと見た。
私に、伸樹君との別れを、決意して欲しいと言っているのだろうか。
お母さんに挨拶して、家を出た。
外に出た頃には、夕方になっていて、市営住宅に明かりが灯った。
「なんか、お袋が変な事言ってごめん。」
伸樹君は、自分が悪いように謝る。
「ううん。お母さんの気持ちになってみれば、分かる事だからいいよ。」
伸樹君。男らしい。胸がじーんときた。
「すっかり年上のお姉さんに、骨抜きにされてるんだ。」
お母さんは、ニヤニヤしながら煙草を吸う。
「まあ、いいよ。決めるのはあんた達だからね。」
その時、お母さんは私をちらっと見た。
私に、伸樹君との別れを、決意して欲しいと言っているのだろうか。
お母さんに挨拶して、家を出た。
外に出た頃には、夕方になっていて、市営住宅に明かりが灯った。
「なんか、お袋が変な事言ってごめん。」
伸樹君は、自分が悪いように謝る。
「ううん。お母さんの気持ちになってみれば、分かる事だからいいよ。」