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溺愛契約
第2章 部長に嫉妬⁉本気で欲情してる⁉
「うっ……」

すると流川君が、私の肩に顔を乗せた。

「イッた?」

「……うん。」

私は近くにあったティッシュペーパーを、流川君のおちんちんに当てた。

まさか、キスしてちょっと触っただけで、精子出ちゃうなんて。

流川君、恥ずかしいだろうなぁ。

「流川君も、男なんだね。」

「えっ……」

すると流川君は、顔を上げた。

「ごめん。男の子も大変だねなんて、他人事みたいに言って。」

「いや……」

「なんか、私の事女として見てくれているのに、ごめん。」

「香美さん……」

私は流川君の目から流れ出た涙を拭いた。

「すごくよかったよ。泣かないで。」

「うぅ……うわああ……」

流川君は、私の胸で泣き始めた。
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