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溺愛契約
第2章 部長に嫉妬⁉本気で欲情してる⁉
「伸樹君……」

なんでこの人は、こんな真っすぐに私を好きでいてくれるんだろう。


その時だった。

「遠藤、流川。まだ会議室にいたのか?」

「部長⁉」

私は必死にティッシュペーパーを隠した。

「精が出るな。」

「あはは……その盛り上がってしまって……」

「それで、付き合うとか言ってたのか。」

私は目を大きく見開いた。

「部長……聞いて……たんですか?」

「聞こえてきたんだよ。」

部長は、ニコッと笑った。

「今、7時か。そのなれそめ、聞かせてくれる?」

「……はい。」

部長の命令は、絶対だ。


そして連れて行かれたのは、これまた高そうな日本料理の店だった。

「確か、遠藤は日本酒飲むんだよね。」
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