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溺愛契約
第2章 部長に嫉妬⁉本気で欲情してる⁉
伸樹君の顔が赤くなる。

あっ、何かエッチな事考えているな。


でも、反対の立場だったら、私も誕生日に好きな人とセックスしたいと思う。

それが例え、最後のセックスになったとしても。


「ねえ、そうしよう。」

私はそっと、伸樹君と手を繋いだ。

「うん。」

伸樹君は、甘えた声で返事をした。

「まずは、ケーキ買って。私の部屋に来る?」

「うん。」

いつの間にか伸樹君は、犬みたいに大人しく私の横を歩いている。

何だか、可愛い。

「あっ、ケーキここで買おう。」

まだ、洋菓子店が開いていた。

「ショートケーキ、二つ。」

「はい、ありがとうございます。」

お店を出た後、伸樹君はまた手を繋いできた。

「今日、楽しみだね。」

そう言って伸樹君は、ニコッと笑った。
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