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第17章 家族

凪side

蓮は私の肩をぎゅっと引き寄せ私のおでこに軽くキスをした。

そして・・・・。

「この話聞いて、気持ちに少しでも変化があったらちゃんと言ってね・・・・」

え・・・・？？？？

少し寂しそうなそんな声。

思わず顔を上げると、蓮は目を細めて私を見た。

「蓮？？？」

私が首をかしげると

「隠さず全部話すから聞いて？？？」


・・・・・・・。

蓮？？？

蓮は携帯を出して発信履歴を私に見せてきた。

そこには

『G』

と表示されてる発信先。

「G？？？？？」

ゴキブリとかじゃないよねッ？？？真面目な話って言ってたもんね？？？

ゴクッと唾を飲み込むと、

「ゴキブリじゃないからな？？(笑)」

蓮が笑ってそう言った。

・・・・・・/////////////

なんかその・・私を気遣う優しい笑顔に・・・・。

凄く安心した。



蓮って・・・。

やっぱり

優しい。

私は蓮の胸に顔をつけ、

「大丈夫、・・・話して・・・・」

そう言うと蓮は私の頭に顔をつけ、

・・・・・・。

「これね、兄貴の岳の電話番号・・・・前にも少し話したかな？優しくって気が少し弱い兄貴・・・・」

・・・・・・。

お兄さんを・・・G？？？？？