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世界で一番君が好き~you are my treasure♡
第18章 兄弟
凪と一緒に車に乗りエンジンをかけた時。
ハンドルわきに掛けた携帯が鳴った。
思わず凪と俺は一緒に、
「兄貴ッ!!!」
「お兄さんッ!!!」
って、叫んで(笑)お互い見合って笑った。
凪は、
「電話でて!!!お兄さんからの電話ッ!!!」
そう言った。
車を出しながら通話、・・・・スピーカーをオンにした。
『もしもし、蓮ッ?!』
(笑)
凪を見ると凪は少し心配そうな顔をして俺の太ももに手を置いた。
「兄貴ー????(笑)元気?」
そう言うと、電話の向こうの兄貴は・・・・。
『あぁ・・・(笑)元気だよ、・・・・俺・・・お前に迷惑かけてないか??』
・・・・・・・・。
兄貴・・・・。
いつもそうやって・・・。
自分の事より俺の事を気にしてくる。
「(笑)(笑)何それーーー???なんかあった???」
俺が笑って言うと、電話の向こうの兄貴は一瞬言葉を詰まらせた。
・・・・・・。
「兄貴???」
もう一度声をかけると、
兄貴は・・・・。
『俺・・・もう組辞めたいんだ・・・』
そう言った。