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世界で一番君が好き~you are my treasure♡
第21章 兄貴のこれから
岳side
ペラッとしたロンTを脱ぎ、白シャツに持っていたジャケットを着てスタンバイした蓮のスマホの前で水を飲む俺と、
俺の襟付きの水色のシャツを着て髪の毛を整える徹(笑)
「んじゃ、掛けるよ???」
蓮がそう言って、俺と徹はウンウンと同時に頷いた。
ラインのビデオ通話。
『涼さん』という人を呼び出し・・・・・・。
『はいはーーい!』
と、電話に出て顔が映ったとき俺と徹は緊張がMAX!
徹はビビって俺の手を握ってきた。
噂で聞いたことがあった。
OHにいた上地涼と上原淳、そしてその弟の上地龍と上原湊。
そしてそれを率いるトップは現在OHの長、堂本祐司。
今俺と徹の前で・・・・。
『上地涼と申します!』
って・・・。
にっこり笑う、
スッゴイスッゴイ・・・・。
イケメンのお兄さん。
俺と徹はビビって開いた口がふさがらず、
「あっ・・わっ・・・あっ・・・・けっ・・・けん、ざきっ!がっくです!」
と、震えて自己紹介。
すると電話の向こうの涼さんは、目じりを下げて笑い
『がっく??がっくって名前なのかー????(笑)』
って・・・・(笑)
蓮がテラスでアイコスを吸いながらゲタゲタ笑ってた。
徹は今にも漏らしそうな声で、
「じっ!!!自分ッ、森岡徹っ!20歳であります!!!!」
自衛隊のような話し方だったり。
常に電話の向こうの・・・涼さんは爆笑だった。