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いんらん荘の蘭子さん
第3章 セックスダイエット
ブラジャーを着けて普段着に着替えた私は、鏡の前でゆるふわパーマの髪を解かして、薄化粧をします。
これで、朝の身支度は完了です。

朝の掃き掃除は大家としての私の日課。
私はまず竹箒を持って、印蘭荘の裏口から外に出ます。

印蘭荘には小さな裏庭があるのです。

「はっ! はっ! はっ!」
裏庭の芝生の上で、5号室の五十嵐くんが拳法の練習をしています。

上半身裸で、正拳で空突きを続ける坊主頭の五十嵐くん。
マッチョな筋肉が躍動してて、それを見てるだけで私の子宮が疼きます。

「おはよう」
私は五十嵐くんに声を掛けます。

「あっ…蘭子さん! お早うっす!」
私に気づいた五十嵐くんは、芝生の上に置かれた道着の上着を着ます。

五十嵐くんは礼儀正しいのでしょう。
上半身裸のままでいいのに…って私は残念に思います。
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