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春雷に君
第1章 どうかしている
「ね、藤崎。最後までしていい?」
市崎くんが服を脱ぎながら聞いてくる。
私がだめって言ったらどうするんだろう、と思いながら視界に入ってきた引き締まった体にドキドキする。
――細身なのに……意外と筋肉あるんだ。
「今日は……たぶん早く終わりそうなんだけど……」
そう言ってパンツを脱いだ市崎くん。
ボロンと飛び出したソレは立派に反りたっていて、ビクビクといやらしく脈打っている。
「入れるのがいやなら――」
「いやじゃない。最後まで……して」
ナカが疼いて仕方ないのに、ここでやめられたらムラムラして眠れない。
それに、試すなら最後までしなきゃわからない。
「わかった。ちょっと待って……」
市崎くんが慣れた手つきでスキンを装着する。
それをじっと見てると「見すぎ」と照れ笑いする市崎くん。
――え、かわいい。
胸をキュンとさせていると、かたいソレを入口にこすりつけられた。
「入れるよ……」
くぷくぷと先っぽだけを何度か出し入れしたあと、ズブブと入ってきた存在感がありすぎるソレに私のナカは震えた。
「っ……はーー……藤崎のナカ、あったか……」
すぐに動かず、息を吐きながらぶるりと身震いした市崎くんの色気にやられながら、挿入されたソレの圧迫感に私も息を荒くしていた。
「あっ……はぁー、んっ……はぁー」
「大丈夫?」
「だい……じょぶじゃ……ないっ、こんな……」
「ん?」
「おっきすぎて……ん……むりぃ……」
涙目で言うと、グググ! とさらに質量が増した。
何で!? と市崎くんを見ると、ギラついた目で私を見ている。
発情しきった男の顔にドキドキが止まらない。
「無理? 大丈夫、すぐ慣れるよ」
口調は普段どおりに、ゆるゆると腰を動かし始めた市崎くんに「あっ、ま、待って!」と言うと、両方の乳首をきゅっとつままれた。
「あっ!?」
「俺のちんこに慣れるまで乳首触ってるね。それとも、クリトリス触ってほしい?」
「どっちも……やだ……っ」
「え? どっちも?」
絶対聞こえてたはずなのに、聞き間違えたような反応をして乳首とクリを同時に触ってくる市崎くんはなかなか、いい性格をしている。