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春雷に君
第3章 思惑どおり
「先週……別れ際にあんなことするから……」
「先週? あんなこと?」
すっとぼけた顔で首をかしげる市崎くんの肩をパシッと叩く。
「いたっ。……ああ、あれ? キスして、服の上から乳首とクリを触っただけなのにあんな場所でイキそうになった藤崎を、イカせずにバスに乗らせたこと?」
事細かに状況を言葉にされて恥ずかしいけど素直にうなずく。
だけど市崎くんはまだ首をかしげている。
「でも帰ってからひとりエッチしたんでしょ? そのときに俺に連絡してこなかったってことは、何とかなったってことだよね。なにがどうして、俺のせいになるの?」
「それは……」
「それは?」
「気づいたら……考えちゃって……」
「何を?」
「市崎くんのこと……」
「俺のこと、気づいたら考えてたの?」
「うん……あっ」
対面座位の体勢にされてTシャツの上から乳首を触られる。
「どういうタイミングで?」
「他の人に……んっ……触られてるとき……っ」
「……こことか?」
クロッチ越しにクリも触られてぴくっと肩が上がる。
「うん……触りかたとか……舐めかたとか……市崎くんのほうがいいって思って……ああっ」
急にナカに指が挿入されて太ももが揺れる。
「あー……ぬるぬるしてる。指、何本入れられた?」
「あっ……さ、3本……んっ」
Eくんよりも長くて骨ばった指が奥まで届いて気持ちいい。
「指だけでイカされた?」
「ううん……指と……オモチャで……」
「オモチャ……ローターとか?」
「うん……あっ、あ……あ……んあっ」
指が抜かれてベッドへ押し倒される。
ショーツを脱がされて指を3本挿入されて市崎くんの舌がクリに触れた。
クリをくるくると舐め回されながらナカを指でゆっくり刺激されるだけで腰が浮く。
指先がナカのいいところを探し当ててグニグニと押し上げられ、クリをちゅうううと吸われてゾクゾクとした波がクリに押し寄せてくる。
「あっ、あっ、それ、だめっ」
手を伸ばして市崎くんの頭をさわさわすると、ぢゅるるるるると激しくクリを吸い上げられて快感の波がクリに到達した。