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花の香りに酔う如く
第13章 カサブランカに惑う①〜沙羅

「寺に閉じこもっているのは勿体無いよ?」と、
お義父様が強く言うし、
律さんもそれに同意して、
4月から週に3日だけ、律さんの先輩の働いている法律事務所に仕事に行くことになった。
正確には、律さんの先輩のお父様が所長をされている事務所だった。
簡単な面接の時に、
フルタイムで毎日働ける訳ではないので、
事務員として仕事をさせていただきたいと伝えて、
訴訟用の資料を整えたりする内勤をすることになった。
仕事を始めて半月ほど経った。
「律くんは元気かな?
本当はここでって誘っていたけど、
すぐに寺を継ぐことになったからな」と、
佐々木所長は優しい目で懐かしそうに話せば、
「あいつ、本当に秀才だったからな。
後輩の中ではピカイチだったよ。
初恋が実って結婚したの、羨ましいな。
知ってる?
あいつ、沙羅ちゃんにそっくりの女優のエロビデオ、
こっそり観てたから…」
「こら!
真人!!
そういう失礼なこと、言うんじゃない」
「あっ…ごめん。
セクハラ発言だな?」と言われて、
私は耳まで紅くなってしまう。
「子供が出来ても、産休育休あるし、
自分のペースで仕事続けて貰えると嬉しいよ」と言われて、
更に俯いてしまう。
子供…。
結婚した頃は毎日のように抱いてくれたのに、
ここのところ、全くそういうことをしてくれなくなっていた。
キスもちゃんとしてくれない。
でも、そんなこと、
誰にも言えなかった。
真人先輩は、
そんな私が恥じらっていると思ってるのか、
「俺も結婚したいよ。
ま、3回目になるけどな。
そしたら、毎晩、
イチャイチャ出来るもんな」と言って、
また、佐々木所長から怒られていた。
私は、
「あの…。
コーヒーを淹れてきますね?」と言って、
そっと席を立った。
給湯室で小さく溜息をついて、
「こうやってセックスレスになるのかな?」
と呟いた。
お義父様が強く言うし、
律さんもそれに同意して、
4月から週に3日だけ、律さんの先輩の働いている法律事務所に仕事に行くことになった。
正確には、律さんの先輩のお父様が所長をされている事務所だった。
簡単な面接の時に、
フルタイムで毎日働ける訳ではないので、
事務員として仕事をさせていただきたいと伝えて、
訴訟用の資料を整えたりする内勤をすることになった。
仕事を始めて半月ほど経った。
「律くんは元気かな?
本当はここでって誘っていたけど、
すぐに寺を継ぐことになったからな」と、
佐々木所長は優しい目で懐かしそうに話せば、
「あいつ、本当に秀才だったからな。
後輩の中ではピカイチだったよ。
初恋が実って結婚したの、羨ましいな。
知ってる?
あいつ、沙羅ちゃんにそっくりの女優のエロビデオ、
こっそり観てたから…」
「こら!
真人!!
そういう失礼なこと、言うんじゃない」
「あっ…ごめん。
セクハラ発言だな?」と言われて、
私は耳まで紅くなってしまう。
「子供が出来ても、産休育休あるし、
自分のペースで仕事続けて貰えると嬉しいよ」と言われて、
更に俯いてしまう。
子供…。
結婚した頃は毎日のように抱いてくれたのに、
ここのところ、全くそういうことをしてくれなくなっていた。
キスもちゃんとしてくれない。
でも、そんなこと、
誰にも言えなかった。
真人先輩は、
そんな私が恥じらっていると思ってるのか、
「俺も結婚したいよ。
ま、3回目になるけどな。
そしたら、毎晩、
イチャイチャ出来るもんな」と言って、
また、佐々木所長から怒られていた。
私は、
「あの…。
コーヒーを淹れてきますね?」と言って、
そっと席を立った。
給湯室で小さく溜息をついて、
「こうやってセックスレスになるのかな?」
と呟いた。

