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花の香りに酔う如く
第17章 伽羅の香りに包まれて①〜沙羅
本当に久し振りのことに、
少し身体が強張ってしまいそうになって、
律さんにしがみつくようにしてキスを求めながら瞳を閉じた。


でも…。


律さんはなかなか、ナカに挿れてくれなくて、
そっと目を開けると、
哀しそうな顔をした律さんと目が合ってしまった。


「…律さん…?」と言うと、
ハッとした顔で私を見て、
額にキスをすると、
抱き締めてくれる。



「沙羅、ごめん。
出来ないんだ」

「えっ?」

「最初は勃つんだけど、
いざ、挿れようとすると、
ほら、こんなだよ。
役に立たなくてごめん」と、私の手を股間に触れさせる。


さっきまで硬くなっていたのが、
柔らかくなっている。


「何度かやろうとした時もこんなで、
誤魔化すようにしてきてたけど。
それで、沙羅に似てる女優のAVとかで抜いてた。
それも良くなかったのかな?」と、
自嘲的な顔で笑う。


「僕じゃあ、沙羅を悦ばせること、出来ないんだ。
だからかな?
他のオトコとヤッてるのを妄想すると、
すぐにカチカチになって、射精するよ。
そのくせ、ヤキモチも。
本当に、最低だよ」

そう言いながら涙ぐんでいる律さんを抱き締めながら、
私も泣いていた。


ベッドサイドの引き出しから、
律さんが何かを出す。


「ほら?
こういうのも買ってみたよ?
これで沙羅、気持ち良くなってみる?」と、
前に銀座のママさんが見せてくれたような大きな男性器のカタチの道具を見せられて、
首を横に振る。


「これで気持ち良くなってる沙羅を見たら、
硬くなって挿れられるかも」と言われても、
なんだか人工的で怖い。


「律さんのを、ペロペロしてみましょうか?
下手だから、射精までは無理なのかな?」

と言って、
柔らかくなった律さんのをそっと握るけど、
律さんは首を振って私の手をそこから外させると、

「自分でするから、
それ、見ながらこいつをペロペロしてみて?」と、
その道具を私に握らせた。


私は戸惑いながら、
それを舐めてみると、

「口に含んでみて?
こっち、見て?」と言われて、
言われるまま、その男性器を口に含んで上下させてみると、
それを観ながら律さんは自分のを手で扱き始めた。
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