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花の香りに酔う如く
第19章 伽羅の香りに包まれて③〜律
沙羅ちゃんのお尻を掴んで少し高くさせて突き出させるようにする。

真っ白で丸いお尻を両手で持って開くようにして、
ゆっくりと硬くなった僕のペニスを挿れる。

ナカの熱く蠢く壁に擦り付けて、
気持ち良い処を探るように、
ゆっくりと動かすと、
沙羅ちゃんが自分から腰を振って、
僕を呑み込もうとして、
甘い声を上げる。


グッタリしていた慧兄さんが薄っすらと目を開けて、
沙羅ちゃんにキスをする。


僕は沙羅ちゃんの花芽を弄りながら、
深く腰をグラインドさせる。


沙羅ちゃんが、
喘ぐような声を上げると、
ナカがキュウっと収縮する。


兄さんが沙羅ちゃんの胸を貪るように舐めると、
更にナカが蠢いて、
僕のを引き込もうとする。



「沙羅…気持ち良いかい?
ああっ…。
凄く良いよ?
愛してる」と囁くと、
沙羅ちゃんも、
「私も気持ち良くて…。
気絶しそう。
ああっ。
ダメ…っ、
律さん…律さん…」と、
譫言のように呟いては、
また、声を上げる。


兄さんも、
「沙羅ちゃん、好きだよ。
愛してる」と言いながら、
胸や頸筋を舐めたり、吸ったりしてはキスを繰り返す。



「気持ち良い。
幸せです…。
んっ。
もう、ダメ…」と言いながら、
意識を手放そうとしている沙羅ちゃんの名前を二人で呼びながら、
僕は最奥に精を吐き出した。



そして、三人で絡まるように微睡んだ。



部屋の床の間に置かれた香炉から放たれていた伽羅の残り香は、
いつまでもこの時の三人でも密やかで濃厚な営みと共に深く心に刻まれた。


その後も、伽羅の香りと共に、
沙羅ちゃんを愛おしむ夜を何度も慧兄さんと分かち合うようになった。
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