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花の香りに酔う如く
第1章 月下美人の夜①〜沙羅

いつの頃からかは覚えていないけど、
毎年、夏の夜、
ママの運転する車で祖母も一緒に家の近くの大きなお寺に行っていた。
眠たいけど、
夜の外出は珍しくて、
少しワクワクしていた。
そこのお寺には、
同じ歳の男の子が居た。
同じ歳なのに、
私よりずっと背が高くて、
声も大きくて苦手だった。
真ん中のお兄様は、
いつも私たちが遊びに行くと、
小さく会釈をして奥に下がってしまっていた。
一番上のお兄様は、
優しいお顔で声を掛けてくれたり、
私が興味を持ちそうなご本を持ってきてくださるので、
大好きだった。
同じ歳の男の子は、
幼稚園も別だったから、
そのお寺に来て初めて知り合った。
私はカトリック系の幼稚園だったし、
その子はお寺さんがやってる幼稚園だったから。
祖母もママも、
そこのお寺さんにお茶やお華のお稽古に通っていたから、
時々、昼間に一緒に行くことはあったけど、
夜のお出掛けは本当に珍しくて印象に残っていた。
毎年、夏の夜、
ママの運転する車で祖母も一緒に家の近くの大きなお寺に行っていた。
眠たいけど、
夜の外出は珍しくて、
少しワクワクしていた。
そこのお寺には、
同じ歳の男の子が居た。
同じ歳なのに、
私よりずっと背が高くて、
声も大きくて苦手だった。
真ん中のお兄様は、
いつも私たちが遊びに行くと、
小さく会釈をして奥に下がってしまっていた。
一番上のお兄様は、
優しいお顔で声を掛けてくれたり、
私が興味を持ちそうなご本を持ってきてくださるので、
大好きだった。
同じ歳の男の子は、
幼稚園も別だったから、
そのお寺に来て初めて知り合った。
私はカトリック系の幼稚園だったし、
その子はお寺さんがやってる幼稚園だったから。
祖母もママも、
そこのお寺さんにお茶やお華のお稽古に通っていたから、
時々、昼間に一緒に行くことはあったけど、
夜のお出掛けは本当に珍しくて印象に残っていた。

