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花の香りに酔う如く
第21章 沙羅双樹の想い②〜空

律兄さんが沙羅を抱き上げて寝室に連れて行く。
慧兄さんが、
「歯磨きしてくるか。
ちゃんと歯磨きしないと、
沙羅ちゃん、キスしてくれないからな?」と言う。
並んで歯磨きをしていると、
律兄さんも来て、
三人並んで歯磨きをした。
「お前、どこで寝る?
僕達は、沙羅ちゃんと寝るけど?」
「えーっ?
なんか、ズルいよ」
「だって、僕は沙羅ちゃんと結婚してるし、
慧兄さんも、沙羅ちゃんのこと、
とても大切にしてくれてるし」
「俺だって、沙羅のこと、
好きだったよ?」
と言うと、
「そうだな?
それなのに、素直じゃないからな?」と、
律兄さんが額をコツンと指で弾いた。
「まあ、僕も間抜けで、
随分長いこと、
沙羅ちゃんへの気持ちに気付かなかったけどな?」と慧兄さんも言うと、
「空、身体がデカいから、
流石に四人じゃ寝れないだろう?」と笑った。
「ええ?
大人しく端っこに寝てるから、
一緒に寝かせて?
まさか、その…。
三人でセックスする訳じゃないでしょ?」と言うと、
「いや、いつもはするよ?
なんで?」と、
真顔で律兄さんが言うから、
なんか、紅くなってしまう。
「でも、今日は沙羅ちゃん、
寝ちゃったしな。
大人しく寝ようか?」と慧兄さんが言って、
「そうだな?」と律兄さんも頷いた。
そんな訳で、
大人四人で横になった。
とびっきり大きいベッドとは言え、
かなり窮屈で、
真っ直ぐ礼儀正しく横になるほどのスペースしかなかった。
慧兄さんが気を遣ってくれたのか、
「沙羅ちゃんの隣で寝ると良いよ?」と、
俺に場所を譲ってくれて、
白雪姫みたいにスヤスヤ眠る沙羅の寝顔を観ながら眠りについた。
沙羅はすごく甘い香りがして、
そっと頬にキスをすると、
「キスはちゃんと起きてる時に、
唇にしないと」と、
律兄さんが笑う。
俺も普通じゃないかもだけど、
律兄さん達も変な性癖だよな?
と思いながら、
そっと沙羅の手を握って、
深い眠りについた。
慧兄さんが、
「歯磨きしてくるか。
ちゃんと歯磨きしないと、
沙羅ちゃん、キスしてくれないからな?」と言う。
並んで歯磨きをしていると、
律兄さんも来て、
三人並んで歯磨きをした。
「お前、どこで寝る?
僕達は、沙羅ちゃんと寝るけど?」
「えーっ?
なんか、ズルいよ」
「だって、僕は沙羅ちゃんと結婚してるし、
慧兄さんも、沙羅ちゃんのこと、
とても大切にしてくれてるし」
「俺だって、沙羅のこと、
好きだったよ?」
と言うと、
「そうだな?
それなのに、素直じゃないからな?」と、
律兄さんが額をコツンと指で弾いた。
「まあ、僕も間抜けで、
随分長いこと、
沙羅ちゃんへの気持ちに気付かなかったけどな?」と慧兄さんも言うと、
「空、身体がデカいから、
流石に四人じゃ寝れないだろう?」と笑った。
「ええ?
大人しく端っこに寝てるから、
一緒に寝かせて?
まさか、その…。
三人でセックスする訳じゃないでしょ?」と言うと、
「いや、いつもはするよ?
なんで?」と、
真顔で律兄さんが言うから、
なんか、紅くなってしまう。
「でも、今日は沙羅ちゃん、
寝ちゃったしな。
大人しく寝ようか?」と慧兄さんが言って、
「そうだな?」と律兄さんも頷いた。
そんな訳で、
大人四人で横になった。
とびっきり大きいベッドとは言え、
かなり窮屈で、
真っ直ぐ礼儀正しく横になるほどのスペースしかなかった。
慧兄さんが気を遣ってくれたのか、
「沙羅ちゃんの隣で寝ると良いよ?」と、
俺に場所を譲ってくれて、
白雪姫みたいにスヤスヤ眠る沙羅の寝顔を観ながら眠りについた。
沙羅はすごく甘い香りがして、
そっと頬にキスをすると、
「キスはちゃんと起きてる時に、
唇にしないと」と、
律兄さんが笑う。
俺も普通じゃないかもだけど、
律兄さん達も変な性癖だよな?
と思いながら、
そっと沙羅の手を握って、
深い眠りについた。

