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花の香りに酔う如く
第21章 沙羅双樹の想い②〜空

夜、何度か目が覚める度に、
隣に小さくてかわいい沙羅が居るのを確かめて、
温かい気持ちになって、
また、安心して眠る。
反対側の隣には、
身体がデカい慧兄さんが真っ直ぐ礼儀正しく眠っていて、
なんだか可笑しくなってしまうから、
クスリと笑ってしまう。
とても不思議で、
でも自然な気持ちで朝を迎えた。
少し明るくなった部屋で、
沙羅ちゃんの寝顔を観てたら、
下半身が反応して硬くなってきてしまった。
あれ?
俺、ゲイなのに。
女の子には、反応しなかったのに。
そう思いながら、
自分で握ってみて、確認してると、
慧兄さんが、
「おい。
朝から元気だな?
いや、朝だから元気なのか。
僕もちょっと元気になってるよ」と笑う。
そしたら、沙羅の向こう側の律兄さんも、
「こっちもだよ」と笑う。
沙羅が寝返りを打つように少し動いて、
律兄さんの方を向いて、
小動物みたいにすっぽりと腕の中に包まれる。
律兄さんが、
とても自然な感じに額と頬にキスをすると、
無意識に沙羅も、キスを強請るように律兄さんにキスを返している。
「沙羅、大丈夫?
頭、痛くない?」と律兄さんが囁くと、
「ん…。
大丈夫…」と言って、
律兄さんの首に手を回して本格的にキスを始めるから、
俺はどうしたら良いか判らなくて、
「えっ?
えっと…」と声を出してみた。
沙羅が俺の方を振り返って、
「…あ…れ…?
空くん?
あっ…そうだった。
昨夜、お話してて、
私、寝ちゃったのね?
おはよ」と紅い顔をした。
隣に小さくてかわいい沙羅が居るのを確かめて、
温かい気持ちになって、
また、安心して眠る。
反対側の隣には、
身体がデカい慧兄さんが真っ直ぐ礼儀正しく眠っていて、
なんだか可笑しくなってしまうから、
クスリと笑ってしまう。
とても不思議で、
でも自然な気持ちで朝を迎えた。
少し明るくなった部屋で、
沙羅ちゃんの寝顔を観てたら、
下半身が反応して硬くなってきてしまった。
あれ?
俺、ゲイなのに。
女の子には、反応しなかったのに。
そう思いながら、
自分で握ってみて、確認してると、
慧兄さんが、
「おい。
朝から元気だな?
いや、朝だから元気なのか。
僕もちょっと元気になってるよ」と笑う。
そしたら、沙羅の向こう側の律兄さんも、
「こっちもだよ」と笑う。
沙羅が寝返りを打つように少し動いて、
律兄さんの方を向いて、
小動物みたいにすっぽりと腕の中に包まれる。
律兄さんが、
とても自然な感じに額と頬にキスをすると、
無意識に沙羅も、キスを強請るように律兄さんにキスを返している。
「沙羅、大丈夫?
頭、痛くない?」と律兄さんが囁くと、
「ん…。
大丈夫…」と言って、
律兄さんの首に手を回して本格的にキスを始めるから、
俺はどうしたら良いか判らなくて、
「えっ?
えっと…」と声を出してみた。
沙羅が俺の方を振り返って、
「…あ…れ…?
空くん?
あっ…そうだった。
昨夜、お話してて、
私、寝ちゃったのね?
おはよ」と紅い顔をした。

