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花の香りに酔う如く
第3章 モッコウバラのキス①〜沙羅

翌朝、目が覚めてカーテンを開けると、
フワフワと淡い黄色の花が見えた。
着替えて裏の庭に出てみると、
黄色いモッコウバラがたくさん咲いていた。
淡くて甘い香りがして、
幸せな気持ちになる。
少しだけ切って、
お部屋に飾ろうかなと思って、
玄関に戻ると、
朝のお勤めが終わったお兄様がちょうど本堂から戻ってきた。
「沙羅ちゃん、おはよう。
どうしたの?」と言われて、
「裏のお庭のお花、
ちょっとだけ切っても良いですか?」と言うと、
草履を履いて一緒に外に出て来てくれる。
「ああ。
この花、毎年咲いてるね。
白いのと、黄色いの」
「モッコウバラですよね?
棘がない、小さい薔薇。
香りが大好き」
「ホントだ。
香りがするのも知らなかった。
なんか、沙羅ちゃんみたいだね?
小さくて可愛いし、
ほのかに甘い香りがする」と言うと、
少し高い枝から切ってくれる。
「低い処のは、いつでも沙羅ちゃん、自分で好きな時に切れるでしょう?」と笑う。
そっと私の髪にひと枝、挿してくれて、
「ほら。
凄く可愛いよ」と言うお兄様の頬に、
私は背伸びをしてそっとキスをした。
「あのね?
昨日の答え。
沙羅、律お兄様のこと、大好きです。
最初、沙羅のこと、嫌いなのかと思ってたの。
お兄様、優しいから、大好き」と言って、
もう片方の頬にキスをすると、
なんだか恥ずかしくて紅くなってしまう。
「あ。
早く花瓶に生けてあげないと。
ダイニングテーブルと、沙羅の部屋に飾ろうかな?」と言うと、
「そうだね?
お水につけてあげないとね?」と、
お兄様は優しく微笑んでくれた。
フワフワと淡い黄色の花が見えた。
着替えて裏の庭に出てみると、
黄色いモッコウバラがたくさん咲いていた。
淡くて甘い香りがして、
幸せな気持ちになる。
少しだけ切って、
お部屋に飾ろうかなと思って、
玄関に戻ると、
朝のお勤めが終わったお兄様がちょうど本堂から戻ってきた。
「沙羅ちゃん、おはよう。
どうしたの?」と言われて、
「裏のお庭のお花、
ちょっとだけ切っても良いですか?」と言うと、
草履を履いて一緒に外に出て来てくれる。
「ああ。
この花、毎年咲いてるね。
白いのと、黄色いの」
「モッコウバラですよね?
棘がない、小さい薔薇。
香りが大好き」
「ホントだ。
香りがするのも知らなかった。
なんか、沙羅ちゃんみたいだね?
小さくて可愛いし、
ほのかに甘い香りがする」と言うと、
少し高い枝から切ってくれる。
「低い処のは、いつでも沙羅ちゃん、自分で好きな時に切れるでしょう?」と笑う。
そっと私の髪にひと枝、挿してくれて、
「ほら。
凄く可愛いよ」と言うお兄様の頬に、
私は背伸びをしてそっとキスをした。
「あのね?
昨日の答え。
沙羅、律お兄様のこと、大好きです。
最初、沙羅のこと、嫌いなのかと思ってたの。
お兄様、優しいから、大好き」と言って、
もう片方の頬にキスをすると、
なんだか恥ずかしくて紅くなってしまう。
「あ。
早く花瓶に生けてあげないと。
ダイニングテーブルと、沙羅の部屋に飾ろうかな?」と言うと、
「そうだね?
お水につけてあげないとね?」と、
お兄様は優しく微笑んでくれた。

