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花の香りに酔う如く
第5章 クチナシの誘惑①〜沙羅

翌週、律お兄様は本当に大学まで迎えに来てくれた。
しかも、住職様の黒塗りの大きな車に、
何故かスーツ姿にサングラスだった。
LINEで、
「授業が終わったので正門に向かいます」と書いたら、
「判った。正門の近くに居るよ」とすぐに返信があって、
少し急いで向かうと、
車の横にお兄様が立っていて、
思わず立ち止まってしまった。
そして、小走りで近くまで行くと、
助手席のドアを開けて座らせてくれる。
周りの人達が、
ポカンとした顔で見てる。
お兄様は殊更ゆっくりと周りを見ると、
運転席に乗り込んだ。
国産車だけど、
物凄く高級な車なのは、
車に疎い私でもなんとなく判るけど、
それよりお兄様の格好が!
「律お兄様?
どうしたの?
その格好?」と言うと、
「えっ?
おかしかった?」
と言う。
「いいえ。
カッコいいなって思ったんですけど、
最近、ずっと作務衣かお着物だったから、
見慣れなくて…」と言いながら、
ちょっと紅くなってしまった。
「お坊さんの格好だと、
目立つかなと思ったから…」
「スーツで剃髪されてて、サングラスの方が、
もっと目立つかも…」と言ってクスクス笑うと、
お兄様も笑った。
「さて。
帰ろうか?」と、静かに車を出した。
そして、
「今週は、なるべく迎えに行くからね?」と言った。
しかも、住職様の黒塗りの大きな車に、
何故かスーツ姿にサングラスだった。
LINEで、
「授業が終わったので正門に向かいます」と書いたら、
「判った。正門の近くに居るよ」とすぐに返信があって、
少し急いで向かうと、
車の横にお兄様が立っていて、
思わず立ち止まってしまった。
そして、小走りで近くまで行くと、
助手席のドアを開けて座らせてくれる。
周りの人達が、
ポカンとした顔で見てる。
お兄様は殊更ゆっくりと周りを見ると、
運転席に乗り込んだ。
国産車だけど、
物凄く高級な車なのは、
車に疎い私でもなんとなく判るけど、
それよりお兄様の格好が!
「律お兄様?
どうしたの?
その格好?」と言うと、
「えっ?
おかしかった?」
と言う。
「いいえ。
カッコいいなって思ったんですけど、
最近、ずっと作務衣かお着物だったから、
見慣れなくて…」と言いながら、
ちょっと紅くなってしまった。
「お坊さんの格好だと、
目立つかなと思ったから…」
「スーツで剃髪されてて、サングラスの方が、
もっと目立つかも…」と言ってクスクス笑うと、
お兄様も笑った。
「さて。
帰ろうか?」と、静かに車を出した。
そして、
「今週は、なるべく迎えに行くからね?」と言った。

