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花の香りに酔う如く
第5章 クチナシの誘惑①〜沙羅

その週の水曜日。
体育の授業の前後に、
道場の外で正座をして待っててくれてた空手部の方に、
「あの…。
組手は出来ないのと、
練習もフルには出れないかと思うのですが…。
体験入部させていただけますか?」と声を掛けてみた。
部活は、体育で指導されている先生が顧問だということで、
しかもたまたま子供の頃から通っていた道場と同じ流派だといことで、話は早かった。
「先週、構内で知らない男子に手を引っ張られて怖い思いをしたので、
自衛しようと思って…」と話をすると、
部員の先輩達が、
「許せん」とか言い出して、
皆さんが交互に構内を歩く時に護衛すると言い出して、
「えっ?
そんなことされると、
目立ってしまって恥ずかしいから結構です」と言うと、
「目立たないように少し離れて歩くから」と言われてしまった。
「あの…、帰りは正門に車が迎えに来ますので…」と言うと、
「では、構内だけでも。
部活の練習の時は遅い場合もあるので、
必ずガードしますから」と大袈裟な話になってしまったりした。
お兄様と住職様にその話をすると、
「沙羅ちゃん、こんなに小さいのに、
空手家なのか?」とお兄様には笑われて、
「親衛隊みたいだね?
今度、寺に来ていただきなさい」と住職様にも言われてしまった。
そんな訳で、
女子の友達は出来なかったけど、
空手部の先輩達が私の周りに居ることが多くなった。
今年は新入部員が1人しか居なかったと言ってたけど、
「中途半端なこの時期に沙羅ちゃんが来てくれたから、
一気に20名も新入部員が増えたよ」と、
部長さんは嬉しそうに笑ってた。
体育の授業の前後に、
道場の外で正座をして待っててくれてた空手部の方に、
「あの…。
組手は出来ないのと、
練習もフルには出れないかと思うのですが…。
体験入部させていただけますか?」と声を掛けてみた。
部活は、体育で指導されている先生が顧問だということで、
しかもたまたま子供の頃から通っていた道場と同じ流派だといことで、話は早かった。
「先週、構内で知らない男子に手を引っ張られて怖い思いをしたので、
自衛しようと思って…」と話をすると、
部員の先輩達が、
「許せん」とか言い出して、
皆さんが交互に構内を歩く時に護衛すると言い出して、
「えっ?
そんなことされると、
目立ってしまって恥ずかしいから結構です」と言うと、
「目立たないように少し離れて歩くから」と言われてしまった。
「あの…、帰りは正門に車が迎えに来ますので…」と言うと、
「では、構内だけでも。
部活の練習の時は遅い場合もあるので、
必ずガードしますから」と大袈裟な話になってしまったりした。
お兄様と住職様にその話をすると、
「沙羅ちゃん、こんなに小さいのに、
空手家なのか?」とお兄様には笑われて、
「親衛隊みたいだね?
今度、寺に来ていただきなさい」と住職様にも言われてしまった。
そんな訳で、
女子の友達は出来なかったけど、
空手部の先輩達が私の周りに居ることが多くなった。
今年は新入部員が1人しか居なかったと言ってたけど、
「中途半端なこの時期に沙羅ちゃんが来てくれたから、
一気に20名も新入部員が増えたよ」と、
部長さんは嬉しそうに笑ってた。

