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花の香りに酔う如く
第10章 イランイランの誘惑②〜律

まずいぞ。
これは…と思って、
少し不自然な前屈みになりながら、
花瓶とカゴ花を沙羅ちゃんが指差す処に置いて、
「なんか、甘い香りがしない?」と言うと、
沙羅ちゃんは思い掛けない名前を口にするから、
僕は偉く動揺してしまった。
「香織ママさんが…。
ほら。
ずっと前にお誕生日の時に住職様が連れて行ってくれた銀座のお店のママさんが、くださったの」と言いながら、
机の引き出しから小さい青いボトルを取り出して見せてくれる。
「えっ?」
「先月、たまたま、銀座でお会いしたの。
その時、私、人混みで酔ってしまっていて、
ママさんのご自宅で休ませて貰ったんです。
その時にくださったの」と言って、
少し蓋を緩めてから、また蓋を閉めた。
この香りは…。
ママさんと寝た時、
ホテルの部屋でもしていたけど、
なんだか非常に官能的で危険な香りだ。
だけど、沙羅ちゃんとママさんが何か話をしてないか、
気になってしまう。
「この香りね。
リラックス出来るけど、
ちょっと淫乱な気持ちになる香りなんですって」と沙羅ちゃんが真剣な顔でボトルを見ながら言うので、
返事に困る。
「ちょっとだけクチナシにも似てると思ったら、
似ている成分も入ってるんですって」と僕を見上げて、
ボトルを握り締めたまま、
首に手を回してキスをする。
手に握ったボトルから、
その香りが更に匂い立つのを感じながら、
僕も沙羅ちゃんを抱き締めて、
舌を絡ませながら唾液を吸い合っていると、
頭の中がクラクラして来てしまって、
そのままベッドに沙羅ちゃんを押し倒していた。
これは…と思って、
少し不自然な前屈みになりながら、
花瓶とカゴ花を沙羅ちゃんが指差す処に置いて、
「なんか、甘い香りがしない?」と言うと、
沙羅ちゃんは思い掛けない名前を口にするから、
僕は偉く動揺してしまった。
「香織ママさんが…。
ほら。
ずっと前にお誕生日の時に住職様が連れて行ってくれた銀座のお店のママさんが、くださったの」と言いながら、
机の引き出しから小さい青いボトルを取り出して見せてくれる。
「えっ?」
「先月、たまたま、銀座でお会いしたの。
その時、私、人混みで酔ってしまっていて、
ママさんのご自宅で休ませて貰ったんです。
その時にくださったの」と言って、
少し蓋を緩めてから、また蓋を閉めた。
この香りは…。
ママさんと寝た時、
ホテルの部屋でもしていたけど、
なんだか非常に官能的で危険な香りだ。
だけど、沙羅ちゃんとママさんが何か話をしてないか、
気になってしまう。
「この香りね。
リラックス出来るけど、
ちょっと淫乱な気持ちになる香りなんですって」と沙羅ちゃんが真剣な顔でボトルを見ながら言うので、
返事に困る。
「ちょっとだけクチナシにも似てると思ったら、
似ている成分も入ってるんですって」と僕を見上げて、
ボトルを握り締めたまま、
首に手を回してキスをする。
手に握ったボトルから、
その香りが更に匂い立つのを感じながら、
僕も沙羅ちゃんを抱き締めて、
舌を絡ませながら唾液を吸い合っていると、
頭の中がクラクラして来てしまって、
そのままベッドに沙羅ちゃんを押し倒していた。

