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ただ一緒に居たいだけ
第9章 揺れる
「えっと、歯磨きしてきます」と言うと、

「じゃあ、私も」と笑うので、
引き出しからストックしている歯ブラシを出した。


並んでいる歯ブラシを見て、

「こっちは、渉くんと、慎吾のかな?」と言うので、
頷いた。


薬を飲んで、
また、ベッドに戻ることにする。


「あっ…。
健吾さんのブランケットとか、出しますね?」と言うと、

「一緒に寝たらダメ…ですよね?」と言われて、
びっくりしてしまう。


「いや、あまりにも痛そうだから。
背中やお腹、撫でるくらいは出来るかなと思って。
他意はないです」と言うと紅い顔をして下を向いてしまった。


「私、寝相が悪いし、
痛くてグルグル、あちこち向くから…」と言うと、

「変なこと言って、
すみません」と頭を掻いた。


「こっちにブランケットとか枕、あります。
あ、お風呂使うならどうぞ?
やり方、判りますよね?」
と言いながら、何とかベッドまで移動して、

「ごめんなさい。
もう起きてられなくて…」と言って、
そのままベッドに潜り込んでしまった。



危ない。
弱っているせいで、
健吾さんにフラフラと甘えそうになってる自分に気づく。


慎吾さんに振られたばかりだし、
子供たちが結婚するかもしれなくて、
そしたら、新郎新婦の母親と父親になるのに。

ややこしい関係はダメ。


でも、
健吾さん、優しいな。


そんなことを考えてるうちに、
薬が効いてきて、
また、少しだけ眠った。
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