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ただ一緒に居たいだけ
第10章 キスの温度

このまま待ってても、慎吾さんから連絡はないと思った。
ノロノロとシャワーを浴びて、
お腹もそんなに空かないから、
フルーツを少し食べてみる。
手持ち無沙汰で、なんとなくゲームを起動すると、
珍しく渉さんとメイちゃんが土日なのにログインしていた。
「おっ。
アンジェラさん、体調大丈夫なの?」と、ガブちゃんが言うと、
他のメンバーが、
「風邪?」
「大丈夫?」とあれこれチャットで心配してくれる。
「うん。
もう大丈夫です。
でも、今日もお花にお水あげたら、
落ちますね?」とチャットをした。
慎吾さんもルカさんもログインしてない。
多分、リアルに一緒に居るんだと思ったら、
胸がチクチク痛んだ。
「俺もそろそろ、落ちるねー」とガブちゃんが言う。
その後、電車で帰ってくるのだと思って、
LINEで、
「ご飯は?」と打ったら、
「大丈夫!」と返事があった。
お花の手入れをしてると、
ケンさんがログインして、
庭に来てくれたけど、
「今日はお先に落ちますね?」とお辞儀をして、
ログアウトした。
そうしたらもう、
することがなくて、
部屋の静寂がやけに重たい気持ちを引き起こした。
「薬、飲んで、
寝ちゃおうかな」と声に出してみてから、
着替えてベッドに潜り込んだ。
その日も慎吾さんからの連絡はなくて、
本当に終わったのかなと思った。
ノロノロとシャワーを浴びて、
お腹もそんなに空かないから、
フルーツを少し食べてみる。
手持ち無沙汰で、なんとなくゲームを起動すると、
珍しく渉さんとメイちゃんが土日なのにログインしていた。
「おっ。
アンジェラさん、体調大丈夫なの?」と、ガブちゃんが言うと、
他のメンバーが、
「風邪?」
「大丈夫?」とあれこれチャットで心配してくれる。
「うん。
もう大丈夫です。
でも、今日もお花にお水あげたら、
落ちますね?」とチャットをした。
慎吾さんもルカさんもログインしてない。
多分、リアルに一緒に居るんだと思ったら、
胸がチクチク痛んだ。
「俺もそろそろ、落ちるねー」とガブちゃんが言う。
その後、電車で帰ってくるのだと思って、
LINEで、
「ご飯は?」と打ったら、
「大丈夫!」と返事があった。
お花の手入れをしてると、
ケンさんがログインして、
庭に来てくれたけど、
「今日はお先に落ちますね?」とお辞儀をして、
ログアウトした。
そうしたらもう、
することがなくて、
部屋の静寂がやけに重たい気持ちを引き起こした。
「薬、飲んで、
寝ちゃおうかな」と声に出してみてから、
着替えてベッドに潜り込んだ。
その日も慎吾さんからの連絡はなくて、
本当に終わったのかなと思った。

