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ただ一緒に居たいだけ
第11章 深まる関係

私は目を閉じたまま、静かに話す。
「多分、もう、終わってるの。
でも、慎吾さん、優しいからちゃんと言えないの。
んー。
麻疹みたいなモノじゃないかな?
ほら、歳上に憧れるってあるじゃない?
私も純粋に好きって言われたの、
凄く久し振りで、浮かれちゃってたの」
健吾さんは黙って抱き締めたまま、
髪を撫でてくれる。
「でも私、そんなに器用じゃないから、
じゃあ、次は健吾さん…なんてすぐに言えない。
ごめんなさい」
「私も…言った通り、
美波さんに簡単に、
付き合ってくださいとか、
結婚してくださいとか、
言えない。
こんな私に縛り付けて良いのか。
でも、とても惹かれていて、
ゆっくり付き合えたらって思ってます。
まあ、身体は言うこと聞かなくて、
あんまり説得力ないけど」と言って、
額にキスをした。
「慎吾がはっきりしないのか。
まあ、私も優柔不断だからな」と言って笑うと、
「このまま、一緒に寝ても良いですか?
無理矢理、襲ったりしないから」と言うので、
そっと頷いた。
「明日は美味しい鰻を食べに行きましょう。
あ、ヒール靴しか持って来てないかな?」
「はい」
「ちょっと歩きたいから、
朝、スニーカーを買いに行こうか?」
「えっ?
トレッキングとかするんですか?」
「いや、違うけど、
ヒール靴だと脚が痛くなったり、
ヒールが傷つくかなと思って」
「ついでに、普段、家に居る時みたいな、
少し楽な感じの服も買おうか?
ユルユルのワンピースみたいな、
休日スタイルな服。
いつも、どこか特定のブランドのを着てるの?」
「そうですね」
「名古屋にもあるのかな?」
「明日の朝、調べてみますね?
今は、携帯、見たくないから…」
「私も休日の服に着替えたいから、
一度、家に寄ろうかな?」
「そうしましょうね?
私がカジュアルなのに、
健吾さんだけパリッとしたスーツだと、
なんか可笑しいもの」と笑うと、
「やっと笑ってくれたね」と言って、
優しく頬にキスをしてくれた。
「多分、もう、終わってるの。
でも、慎吾さん、優しいからちゃんと言えないの。
んー。
麻疹みたいなモノじゃないかな?
ほら、歳上に憧れるってあるじゃない?
私も純粋に好きって言われたの、
凄く久し振りで、浮かれちゃってたの」
健吾さんは黙って抱き締めたまま、
髪を撫でてくれる。
「でも私、そんなに器用じゃないから、
じゃあ、次は健吾さん…なんてすぐに言えない。
ごめんなさい」
「私も…言った通り、
美波さんに簡単に、
付き合ってくださいとか、
結婚してくださいとか、
言えない。
こんな私に縛り付けて良いのか。
でも、とても惹かれていて、
ゆっくり付き合えたらって思ってます。
まあ、身体は言うこと聞かなくて、
あんまり説得力ないけど」と言って、
額にキスをした。
「慎吾がはっきりしないのか。
まあ、私も優柔不断だからな」と言って笑うと、
「このまま、一緒に寝ても良いですか?
無理矢理、襲ったりしないから」と言うので、
そっと頷いた。
「明日は美味しい鰻を食べに行きましょう。
あ、ヒール靴しか持って来てないかな?」
「はい」
「ちょっと歩きたいから、
朝、スニーカーを買いに行こうか?」
「えっ?
トレッキングとかするんですか?」
「いや、違うけど、
ヒール靴だと脚が痛くなったり、
ヒールが傷つくかなと思って」
「ついでに、普段、家に居る時みたいな、
少し楽な感じの服も買おうか?
ユルユルのワンピースみたいな、
休日スタイルな服。
いつも、どこか特定のブランドのを着てるの?」
「そうですね」
「名古屋にもあるのかな?」
「明日の朝、調べてみますね?
今は、携帯、見たくないから…」
「私も休日の服に着替えたいから、
一度、家に寄ろうかな?」
「そうしましょうね?
私がカジュアルなのに、
健吾さんだけパリッとしたスーツだと、
なんか可笑しいもの」と笑うと、
「やっと笑ってくれたね」と言って、
優しく頬にキスをしてくれた。

