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ただ一緒に居たいだけ
第20章 エピローグ
あと何年、
こうして愛し合えるかは判らない。


でも、死が2人を分つまで、
ずっとお互いを思い遣って過ごせると心から感じていた。


勿論、大切な私達の一人息子の恵吾さんも一緒に。



明日は、
ランチボックスを用意して、
3人でのんびり郊外の公園にピクニックに行こうと思った。


2人が仲良く、
ボールを蹴ったりするのを眺めながら、
編み物をしよう。

カラフルな小さなモチーフ、
だいぶ貯まってきたから、
次の週末にははぎ合わせて、
恵吾さんの冬用のベッドカバーに仕上げられそう。




そんなことを考えながら、
慎吾さんの腕の中でゆっくりと眠りについた。


例え、明日、
目が覚めないとしても、
幸せな気持ちで眠りにつけることが嬉しくて、
泣きたくなってしまう。



「ん?
美波さん、どうしたの?」と訊く声が、
健吾さんなのか、慎吾さんなのかも、
時々判らなくなるけど、
その度に、


「幸せ過ぎて…。
愛してます」
と言って、
そっとキスをして、永遠のような微睡みに沈んでいった。





(完)
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