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ただ一緒に居たいだけ
第7章 深夜の出来事
「もう!
辞めてください!!
喧嘩はしないで?」

「喧嘩じゃないよ?
俺の気持ちを説明して、
オヤジにはちょっかい出すなって言ってるだけ」

「2人とも、変なこと言うから、
変な夢、見ちゃったじゃない?」

「えっ?
変な夢って?」と言われて、
紅くなってしまう。


「とにかく、口論に聴こえるようなこと、言うなら、
2人とも出て行ってくださいね?」と言うと、
しゅんとしてしまった。


「私ね。
なんか、外に居ると、
意図しない人に好かれてしまって、
追いかけ回されたり、
待ち伏せされたりすることがあったから、
外では武装してるの。
弱々しくなると、
本当に危険だから、
2人とも、私を誘惑しないでくださいね?」

「へっ?」

「きっと、変なフェロモン、出しちゃうのかも。
だから、ダメ!」
と言うと、2人は笑い出してしまった。


「フェロモンなの?
そうか?」と、慎吾さんが笑う。


「確かに一目惚れさせられたからな。
フェロモンかもしれないな」と健吾さんまで笑う。


「折角、誰ともお付き合いとかもしないで、
硬派な人生、送ってきてるんだから、
息子が独り立ちするまで、
私を弱くさせないでくださいね?」


「弱くなってくれて、
甘えてくれても良いんだけどな?」と健吾さんが言うと、

「ほら?
定年するようなオッサンが、何言ってるんだよ?
介護させる気?」

「いやいや。
お前より甲斐性あるし、
まだまだ現役だぞ?
お前こそ、フリーランスになって、まだ不安定だろ?」

「美波さん、東京から動かないよ?
仕事もバリバリなんだから、
名古屋なんて…」

「別に私は、東京に戻っても良いんだぞ?」


「もう!
ストップ!!
私のことは良いので、
メイちゃんと渉さんの今後とか…。
お2人のお話、しません?
まだまだ、何も知らないから、
私、正直、考えられません。
お2人だって、私のこと、
何も知らないでしょ?」と言うと、
2人は、頭を掻いた。


そして、
「変な夢って?」ともう一度慎吾さんに訊かれて、

「やだ!
意地悪っ!!」と言って、
思わずクッションを投げつけてしまった。
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