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彼女はただ満たされたい
第1章 元カノは今日も中に招く
 服の中に手を入れブラジャーの上から乳房を揉めば、真ん中にはこりこりとした感触がある。スカートをまくってパンティの中にするりと手を滑り込ませれば、中はすでにしっとりとしている。
「今からしたら、約束に遅れちゃう」
 男のところに行って欲しくない。今ゆりを止める方法があるとするなら、セックスだけだと思った。
「今してくれるなら、来週も来るよ」
 あれだけもう来ないと思っていたのに、そんな約束をしてまで今ゆりを求めている自分が心底情けない。
 ゆりがくるりと半回転し、俺を見上げながら首に手をかけて引き寄せ唇を重ねた。舌を絡ませながら、男が好んでいるからと着ているゆりの趣味でない服を脱がせていく。
 零れ落ちた柔らかな肉の塊の先端にしゃぶりつくと、ゆりは身体をくねらせる。
 肉棒を手でしごきながら、ゆりは片足をキッチンの台の上に乗せた。
 開いた蜜壺は潤いつやつやと輝いていた。そこに顔が吸い寄せられ、むしゃぶりついた。
「あぁっ……ふぅん」
 蜜を啜り上げ、真珠を舌で転がし、指を入れてGスポットを軽く擦る。ゆりの腰はみるみる動き出して速度を上げ、指先のみならず手首まで濡らしていく。
「もう……入れて……」
 立ち上がり、ヒクヒクと俺のモノを待ちわびている穴に望みのモノを突き入れた。
 ゆりはなんの抵抗もなく俺を招き入れては、昨夜散々したのに俺のモノに絡みついてくる。
「気持ちいい……。何度してもすごい」
 奥まで挿入し、二人同時に息を吐いた。動けばすぐに果てそうだった。ゆりを少しでも長く俺だけのものにするには、果ててしまわないことが大事だ。
「動いて……?」
 潤んだ瞳で見上げられ、動けば果ててしまうとわかっているのに、腰が動いてしまう。
「あっ、あぁっ、あぁん」
 ゆりが声を出す。二人の荒い息が混じり合う。
「ゆり……ゆり、他の男のとこなんか行くな」
 抱きしめながら最奥を突くと、先から勢いよく愛の汁が噴き出した。
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