この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
先生の言いなり
第4章 - Ep.3 ホコウ -
「失礼します」

そう告げて中へと入り扉を閉める。
くるりと見渡せば、よく見る職員室の机と椅子。書類棚、その横に教室にある机と椅子がひとつ。
窓際にはコーヒーメーカーとマグカップ等が入るような小さな棚。

極普通の準備室。
その割には出入口が分かりにくいのは何故なんだろう。

そんなことを考えていれば声をかけられる。

「成海、急に来いなんて言ってすまんかったな。明日からの補講の前に、先日のテストのことを聞いておこうと思ってな」

ノートパソコンと睨めっこをしていた先生がゆっくりとこちらを向く。

「何度確認してもお前があんな点数を取るなんて考えにくくてな。かと言って俺の採点が間違っていたことはありえないんだ。あの時も何度も確認したし…。体調ほんとに悪かったのか?」

こちらを向いた先生が心配そうに告げる。
そんな先生の言葉にチクリと胸が傷んだ。

「お前のことだから体調悪くても無理して登校…「ち、違います!」

心配そうな表情、それは「先生」として。
いち「生徒」を心配し告げる彼の言葉。
そんな先生の言葉を遮ってしまった。


「違う」そう告げる私の言葉に先生は首を傾げた。
/73ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ