この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
先生の言いなり
第5章 - Ep.4 カガイ カツドウ -
そこにピロンとLINEが届く。
「『あんまり気にしてるとバレるぞ』」
ほんとにどこから監視してるのか分からない内容。
どこから見てるのか見つけられない。
LINEの画面を見て固まってる私に美冬が声をかける。
「文?トイレから戻ってきてから様子おかしいよ。大丈夫?」
「あっ、ああっ。うん、ごめん。ぼーっとしてた」
「体調悪いならコーチにいいな?」
「大丈夫、大丈夫っ!只でさえ補講で部活遅れていくこと多かったし…迷惑かけれないから」
「そっか。でもしんどかったら言ってね?」
「ありがとう」
「ほらっ、1年生始まるから行くよ」
「うんっ」
返事をして、関係者の観覧席へと移動すればそこからプールを見つめる。インターバルタイマーがスタートの合図を鳴らし一斉に飛び込む。各種決められた泳ぎ方でタイムを競う形式。
自分の学校の選手の行く末を見ながらも、一刻も早くこの場から逃げ出したいと思っていた。
「『あんまり気にしてるとバレるぞ』」
ほんとにどこから監視してるのか分からない内容。
どこから見てるのか見つけられない。
LINEの画面を見て固まってる私に美冬が声をかける。
「文?トイレから戻ってきてから様子おかしいよ。大丈夫?」
「あっ、ああっ。うん、ごめん。ぼーっとしてた」
「体調悪いならコーチにいいな?」
「大丈夫、大丈夫っ!只でさえ補講で部活遅れていくこと多かったし…迷惑かけれないから」
「そっか。でもしんどかったら言ってね?」
「ありがとう」
「ほらっ、1年生始まるから行くよ」
「うんっ」
返事をして、関係者の観覧席へと移動すればそこからプールを見つめる。インターバルタイマーがスタートの合図を鳴らし一斉に飛び込む。各種決められた泳ぎ方でタイムを競う形式。
自分の学校の選手の行く末を見ながらも、一刻も早くこの場から逃げ出したいと思っていた。