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先生の言いなり
第5章 - Ep.4 カガイ カツドウ -
その後も1年生、2年生、3年生と進んでいき、泳ぎ終わった選手にタオルを渡していく。
「お疲れ様」と声をかけ、時には励ましの言葉をかける。
そんな会話をしてお昼休憩に突入する。

「文、ご飯食べよ!」

「その前に飲み物買ってくる!自販機って確か入口のとこにあったよね」

「うん、あったあった」

「あっ、成海自販機行くん?俺にアクエリアス頼むわ」

「なんで私がっ」

突如パシられる。部員みんな仲良くてこういう事もしばしば。
仕方ないなぁと小銭入れを上着のポケットに入れて立ち上がる。
入口まで歩いて行き自販機でお金を入れようとした時、突然肩を組まれびっくりして声が出そうになるもその人物に口を塞がれ、そのままローターのスイッチが入って足の力が抜ける。
その腰を支えるようにその人物が言う。

「余裕そうじゃん、成海」

「!?」

「全身で感じちゃって、可愛い」

「先生、今までどこにいたんですか…っ」

「ずーっと、成海のこと見てたよ?」

「どこ、で」

「それは内緒」

ニコニコ笑って支えてない方の手が胸元へと伸びてくれば思わずその手を掴み上目遣いで首をする。

「ほんとにっ、今はダメです」

「ダメなの?」

「そっかぁ、残念だなぁ。顔はもっとされたいって顔してるぞ?成海」

そう言ってローターの強さがどんどん強くなっていく。
声を抑えようと必死に口を塞ぐ。

「んんっ、…っん」

「ほら、いっちゃう、いっちゃう」

先生がそうやって言えば私の体は呆気なく言う通りに絶頂を迎えてしまう。
体育館の自販機前、誰が見てるのか分からないのにこんな所で気持ちよくなってしまったことに対し一気に羞恥心が湧き上がって思わずそこへ座り込む。

「大丈夫か?」

その言葉と共にローターのスイッチは切られ、頭をぽんぽんと撫でる先生。

「先生…もっと、したい」

そんな言葉が出た時美冬の声がしてハッとする。
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