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先生の言いなり
第6章 - Ep.5 マンテン デート -
そして始業式。
校長先生の長い長いお話を聞く時間
担任の時は煩くしていたクラスメイトも校長先生の話はきちんと聞くようで大人しくしていた。

30分程立ちっぱなしで聞いたあと9月から新しく赴任してきた先生の紹介。
特に3年生に入ってくる先生は居ない。
ボーッと過ごした1時間。やっと始業式が終わった。

「長かったね、校長話長すぎ」

「多分どこの学校もそうだよ」

美冬と話しながら教室に戻る。途中女子生徒に囲まれた沢渡先生を見つけた。相変わらずの人気。
もし、あの人と出掛けるのが彼女たちにバレた時…私殺されるのでは?なんてちょっと思ってしまう。

思わず身震いをしながら美冬の後をついていく。
だから気づかなかった。
沢渡先生の視界に入っていたことなんて。










チャイムが鳴り、HRの時間。
二学期の行事の説明が担任から告げられる。
明日明後日で5教科の学力テスト。
10月には中間テスト、それが終われば修学旅行。
11月には体育祭と文化祭。12月に頭に全国模試、中旬には期末テスト。
目まぐるしくイベント事が詰め込まれている。
私の勝負の時は10月の中間テスト。
ここで現代国語のテストを満点取って先生をデートに誘う。
そうは決めたものの、彼にどう提案しようか。

教室に戻り、ノートにデートのお誘いメールの下書きを見返す。
デートに誘われたことはあっても誘うことなんて滅多にしない。

こんなんでいいのかな。と悩みながらネットの知識だけを取り入れてある文面に思わず溜息を吐いた時後ろから突然声をかけられ思わずスマホを落としてしまう。

「えぇ、そんなびっくりする?携帯落としたに?」

声の人物が私のスマホを拾い上げ画面を見て黙る。

「ちょっとっ」

「成海、コレまさかこれデートの誘い文?」

「悪い?」

そう言って拾ってくれた彼に一応お礼を告げ、返してと手を出す。

「下手くそ過ぎ、会社の業務連絡かって」

「業務連絡…」

「成海モテるから、デートのお誘いくらい過去にあったでしょ。なんでそれ参考にしないの」

笑いながら私に言う彼はクラスでも割とモテる高橋くん。失礼は承知だが、興味が無さすぎるが故に下の名前は覚えてない。

「高橋くんには関係ないでしょ、ていうか突然 声かけられるのビックリするから止めてよ」

「ごめんごめん、でもさ。これ、前送って」
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