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先生の言いなり
第6章 - Ep.5 マンテン デート -
あれからどれくらい時間が経ったのか、目が覚めた時保健室のベッドで寝ていた。
ベッドの近くの丸椅子の上に私のスクバが置いてあって、保健医の姿も見えない。
ゆっくり起き上がればスカートのポケットからスマホを取り出す。
時間は16時30分を表示していた。
「うわっ、3時間も経ってる…待って。私確か沢渡先生の準備室で…」
思い出すだけで顔が熱くなってしまう。
先生の準備室でえっちなことされて、意識飛ばしましたなんて醜態でしかない。
まぁ…先生からしてみたら私の晒す醜態なんて今日始まった訳でもないし慣れてるんだろうけど。
「…最悪だ、、帰ろ」
ポケットにスマホを戻しベッドを降りてスクバを肩にかける。
保健室を出た時ポケットの中でバイブ音が鳴る。
いつまでたっても鳴り止まない。電話だった、相手は勿論…。
『大丈夫か?』
「…はい」
『あれ、なんかテンション低くない? 気にしてんのか?イキまくって意識飛ばしたこと』
「い、言わないでください!」
『ははっ、可愛かったよ』
サラッと歯が浮く様な台詞を言う先生にムスッと頬を膨らませる。
「女子生徒みんなに言ってるんでしょう、その台詞。嬉しくないです、って言うか……あんなのが可愛いって先生の目腐ってますよ」
また可愛くない台詞がポンポンと出てくる。
どうしてこうも素直になれないのか…。
「ありがとうございます」と言えば済むのに、どうしても天邪鬼になってしまう。
そんな私の心中を察したのか電話越しに先生の低いけれど真面目な声が聞こえる。
『どんな姿でも可愛いよ。文は』
突然名前で呼ばれスマホを投げそうになる。
必死に堪えニヤけてしまう顔や声を勘づかれないように私も言葉を続ける。
「…ありがとうございます。今日は帰りますので…!では!」
震える声を隠すように電話を切った。
電話を切った後も暫く先生の声が耳の奥でリピートされる。
ヘロヘロとその場に座り込んでしまって。
「ほんとに狡い…なんなのよ」
溜息を着くようにそんな言葉が漏れた後、大きく息を吸って吐く。
深呼吸をした後、足早に学校を後にした。
ベッドの近くの丸椅子の上に私のスクバが置いてあって、保健医の姿も見えない。
ゆっくり起き上がればスカートのポケットからスマホを取り出す。
時間は16時30分を表示していた。
「うわっ、3時間も経ってる…待って。私確か沢渡先生の準備室で…」
思い出すだけで顔が熱くなってしまう。
先生の準備室でえっちなことされて、意識飛ばしましたなんて醜態でしかない。
まぁ…先生からしてみたら私の晒す醜態なんて今日始まった訳でもないし慣れてるんだろうけど。
「…最悪だ、、帰ろ」
ポケットにスマホを戻しベッドを降りてスクバを肩にかける。
保健室を出た時ポケットの中でバイブ音が鳴る。
いつまでたっても鳴り止まない。電話だった、相手は勿論…。
『大丈夫か?』
「…はい」
『あれ、なんかテンション低くない? 気にしてんのか?イキまくって意識飛ばしたこと』
「い、言わないでください!」
『ははっ、可愛かったよ』
サラッと歯が浮く様な台詞を言う先生にムスッと頬を膨らませる。
「女子生徒みんなに言ってるんでしょう、その台詞。嬉しくないです、って言うか……あんなのが可愛いって先生の目腐ってますよ」
また可愛くない台詞がポンポンと出てくる。
どうしてこうも素直になれないのか…。
「ありがとうございます」と言えば済むのに、どうしても天邪鬼になってしまう。
そんな私の心中を察したのか電話越しに先生の低いけれど真面目な声が聞こえる。
『どんな姿でも可愛いよ。文は』
突然名前で呼ばれスマホを投げそうになる。
必死に堪えニヤけてしまう顔や声を勘づかれないように私も言葉を続ける。
「…ありがとうございます。今日は帰りますので…!では!」
震える声を隠すように電話を切った。
電話を切った後も暫く先生の声が耳の奥でリピートされる。
ヘロヘロとその場に座り込んでしまって。
「ほんとに狡い…なんなのよ」
溜息を着くようにそんな言葉が漏れた後、大きく息を吸って吐く。
深呼吸をした後、足早に学校を後にした。