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先生の言いなり
第7章 - Ep.6 コタエアワセ -
「はぁ…今日は疲れた」

ベッドに倒れ込むようにうつ伏せになる。
目を閉じれば自分の髪の毛から、香水の匂いが漂い眉間に皺を寄せる。

「最悪…シャワー行こ」

ベッドから降りてシャワーを浴びる前にスマホで先生とのLINEの画面を確認すれば『先生に飼われたいです』そんなメッセージがちゃんと送られていて、既読がついていた。

思わず食い入るように携帯を見てしまう。
送ったつもりのなかったメッセージ。待って。待って!!
穴があったら入りたい。
弁解のLINEを入れようにもどうしたらいいのだろう。

『違うんです』も違う気がするし『間違えました』も違う。
『変なこと送ってすみません』も違う。
シャワーに行くことも忘れスマホと向き合っていれば先生から返信が来る。

『飼われたいの?(笑) ほんとに変態だなぁ。意味わかって言ってるの?俺が言うことは絶対。ペットになるってそういうことだよ。それでも俺に飼われたいの?』

思っていた反応と違って思わずスマホを持ったまま固まる。
文面から見ても容易く先生のあの目が想像出来てしまう。

「あ…っ」

その後の行動は、無意識だった。
通話ボタンを押して先生の声が聞こえた瞬間発していた。

「飼われたいです。先生に。私をペットにしてください」

いつもならワンクッション入れる。きっと社会人のルール。
「今お電話よろしいですか?」そんな言葉もすっ飛ばして要件を伝えてしまった。先生が授業がなくて切に良かったなと思う反面、伝えてからハッとして慌てて言葉を繋ぐ。

「ご、ごめんなさい!先生の都合も聞かずに私要件だけ…」

『ほんとに。困ったペットだな?俺が授業や会議中だったらどうしてたんだ…良かったなぁ。準備室でたまたま「採点」中で』

「あっ…ごめんなさい…お仕事中に」

『おう。で、なんだって?もう1回言ってみ』

改めて言えと指示されれば、恥ずかしさで言葉が出てこない。
近くにあったクッションを抱えて抱きしめながら、唾を飲み込む。

「先生に…飼われたいので、私をペットにしてください」

そう言ったあと、小さく笑う声が電話越しで聞こえた。

『LINEでも書いたけど、ペットなんだから成海に拒否権は無くなるよ、いいの?』

多分、これが最後の確認だ。
ここで「NO」と言えば白紙に戻る。でも私が出した答えは…
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